女性社員がコンパニオン?

 先日行われた社内の飲み会で、異様な光景を目にした。
 役職の高いお偉方のところに、女性社員を人身御供のごとく差し出す中堅管理職がいたのである。
 なかなか気難しいお偉いさんなので、宴会の場を盛り上げて、普段の事務にも支障が出ないようにという配慮したのだろうが、配慮の仕方が不自然で、女性をコンパニオンのように使うことに恥ずかしさがないのかという気持になった。
 また、人身御供のごとく差し出される女性社員も、この機会とばかりに横に座って笑顔を振りまいている。
 きっと、まともな女性なら、そのような対応をさせられることが、屈辱だろうと思う。
 もちろん、宴会の場は盛り上げて、楽しいにこしたことはないし、お偉方の機嫌がいい方が、仕事がスムーズに回ることが多いだろう。
 しかし、男性社員も女性社員も、同様に見てもらわなければ困る。
 女性登用とか、ポジティブアクションなどと言われ、才能のある女性が登用されていくのならわかるが、コンパニオンのように振舞う才能のない女性社員が登用されていくのでは、男性に対する逆差別になり、会社の組織力は低下し、組織は機能しなくなる。
 そういって登用された女性社員も、登用されたは良いが、力不足を感じ、うつ病など精神疾患を患うケースもある。
 大体、unizouは部下が気を遣うような上司はダメだと思う。
 上司は、華やかで目につく部下だけを大切にするのでなく、本当の意味で組織を支えている地味な部下まできちっと掌握し、そういった人こそ大切にしないと、見かけ倒しの会社になってしまうと思うのである。