参議院選挙

 参議院選挙が終わった。
 結果は、自民党の圧勝だった。
 アベノミクスで経済が良くなる期待感が大きいのと、民主党政権の失敗の反動の結果だと思うが、unizouは、今一つ信頼できない気持が強い。かといって、他に頼る政党も、人物もなかなかいない。
 世の中は、「ねじれが解消した」と喜んではしゃいでいるが、unizou自身は、ねじれ投票して気分は冴えない。
 では、自民党に何が足りないのだろうか。
 unizouとしては、同じ政党内で人によって考えている政策に違いがあるのは、そんなに気にならない。いろいろ議論し合って、政党として決めれば良いし、最終的には他党とすり合わせていけばいいのだから。それよりも、政策の先に国民にどういう生活をさせてくれるのかが全然見えてこないのが、一番気に入らない。
 どの政策も対処療法的で、一時凌ぎのものばかりのような気がするのである。

 次のようなことを政党が明確にしてもらいたいと思っている。

  • 自由であるための国民の責任と負担
  • 自然との共生
  • 地域社会や家族のあり方

 地域社会や家族のあり方など、「それぞれ個人の自由だろう」と言われるかもしれないが、実際にそう思っている人は少数だという気がしている。
 多くの人は、現在の安定や将来のため、何よりも昔の人たちから現代の人へ、現代の人から未来の人たちへ「つなぐ」ためには、そういったことがしっかりしていないと、現代の人たちだけが、熟した果実を味わって「つなぐ」ことができずに終わってしまうと危惧していると思うのである。

 言いづらいことを言うのは嫌なものだが、それを避けていたのは、大衆迎合になってしまう。その大衆も、実際は声を上げるマイノリティなのだが・・・。
 国民の自立と多くの議員の自立したリーダーシップによって、経済だけに頼らない本当の幸福が得られる国になってもらいたいと痛切に願っている。