在日の人たちと日系人

 かねがね疑問に思っていたことを、今日は書いてみようと思う。

 先日、皇太子さまが、スペインを訪問した。
 スペイン訪問のニュースでは、
 「400年前に仙台藩が派遣した支倉常長ら「慶長遣欧使節団」の子孫とされる『ハポン(日本)』」姓の人々が暮らす町、コリア・デル・リオに皇太子さまが訪問したとき、多くの住民が沿道を埋め、日の丸を振って歓迎した。」というものがあった。

 ハポンの人たちは、日本から渡った祖先がいて、今子孫がスペインに暮らしているという。ブラジルやハワイなどにも、祖先が経済的な理由などから、ブラジルやハワイにわたり、多くの困難な状況を乗り越えて、その子孫が日系●●●人として生活している。
 その人たちは、日系人ではあるが、国籍は生活している国のものである。
 その理由は、日本が二重国籍を認めていないからということでなく、きっと血統に関わらずその国の国土で生きるという覚悟を決めたからだと思う。

 一方、在日の人たちは、本国の国籍の人が多いという。
 それは、それで構わないのだが、それであれば、国籍が違うことに伴う不自由は覚悟すべきだとunizouは思うのである。
 Wikipediaによれば、

 現代国際法では、「人は必ず唯一の国籍を持つべき」とする国籍単一の原則または国籍唯一の原則が基本原則である。他方、国籍自由の原則という考えもあるが、これは国籍の変更の自由などを意味し、多重国籍の自由を意味しない。このように多重重国籍を認めていない国が多い

という。
 
 日本列島は、ユーラシア大陸の一部であったものがプレートの移動で今のような形になったという。
 だから、日本人は、中国、韓国やモンゴルなどの大陸の人たちと似ている。似ているということは、ルーツは一緒で長い期間の中で育まれた文化が違うと言うことである。
 ことさら「日本民族」などということを主張するほど、血統的に単一民族かと言うとそうでもないらしい。
 今では、国際結婚も多いと聞く。純粋培養の日本人なんているかどうか元々不明なのに、これからは、そういった国際結婚した子孫も多くなるだろう。
 unizouは、これからの世界は、どの国でも血統に関わらず、その国の国土で共に生きる人たちが、その国を作っていくと思う。だから、国籍を選択する時は、血統に関わらず、どこで一生を生きる覚悟をするかということが一番大事なのだと思っている。