DJポリス

 サッカーワールドカップ予選で日本代表が勝利した後、渋谷に繰り出した若者の行動を鎮静化したお巡りさんが、DJポリスと呼ばれ称賛されている。
 unizouもお巡りさんには敬意を抱くが、当事者の若者がDJポリスを称賛する姿に違和感を覚えている。というより不快な気分になる。
 大体、渋谷ハチ公前の歩道に繰り出して無法な行為を繰り広げる若者を真のサッカーファンと言えるのか。そういった声をマスコミが拾ってあげることが、真のメディアとしての役割なのか。疑問を持ってしまうのである。
 日本代表がワールドカップ出場を決め、その喜びが大きいからと何をしてもいいというわけではないだろう。
 渋谷ハチ公前の歩道でインタビューを受けている若者が、「DJポリスのような言い方をしてもらえると騒ぐ気になれなくなる」と話しているのには、「甘えるのもいい加減にしろ」という感じである。
 大体、人間それぞれ、どんな職業でも喜怒哀楽はあり、いろいろな問題を抱えて生きている。それを、自分たちだけが、そういうものを抱え込んで生きているとしか想像できない若者が嘆かわしい。
 それに、大体、あんな騒ぎに大勢の警官を出動させて税金を使うくらいなら、事件や事故の解決に警察官を動員してもらいたい。騒いでいる若者には、税金を払ってもらいたいくらいだ。

 ナインティナインの岡村さんも、同様の意見のようで、まともな大人は、今回の件が大騒ぎになること自体に違和感を感じているのだと確信した次第である。

livedoor NEWS
 ナインティナイン岡村、DJポリスを絶賛する声に不快感 「全体的に気持ち悪い」
http://news.livedoor.com/article/detail/7753304/

 岡村は、この話題に触れ「そもそも、スクランブル交差点ではしゃいでいる人に、真のサポーターはいませんからね」「ホンマにサッカー愛している人は、あそこで『わぁー』ってなったりしません」と、渋谷に集まったサポーターの態度を痛烈に批判した。これには、相方の矢部も同意見で、「まあ、(埼玉スタジアムに)見に行ってるしね。ホンマに好きやったら」などと発言している。

 続けて岡村は「またワイドショーが行くでしょ、映像撮るでしょ? だから余計にアカンねん。アホがあんなに出てくんねん。アホしかおれへんねんから、あんなとこ」とも述べ、一連の報道が騒ぎを助長していると指摘した。

 また、岡村は「DJポリス」に賞賛が集まることについても不快感を示している。「おかしいねん。そもそも、警察官の人がこんなこと言う事自体もおかしいやんか。みっともないで」「(サポーターが)おまわりさんコールするのも、気持ち悪いで。全体的に気持ち悪い」と発言。警察がやさしく誘導しなければならない現状と、それを絶賛するサポーターとメディアを嘆いている。