たれこみ

世の中悪事がばれるのは、取締り当局の緻密な調査によるものが多いと考えている人がほとんどだと思う。unizouも、昔はそう思っていた。
しかし、友人のKクンにしばらく前に教えてもらった情報によると、たれこみ、つまり密告により犯罪や脱税などがわかるケースが多いという。
それも、たれこみする人は、家族や従業員、愛人などの特殊関係者など、罪を犯したり、脱税をしたりした当事者の身の回りにいる人だという。
身近にいる人の方が、当事者に対する恨みやねたみを抱えていることなのだろう。
自己中心的に権勢を振るったり、お金を使ったりしていると、当事者は考えもしないが、周りの人間は、「何この人!」と思っているということなのだろう。
世の中、自分の思うとおりに行くというのは大間違いで、当事者の周りの人間に対する接し方次第で、いつも厳しい目で見られ、密告されかねない状況にあるということだ。
 それに、Kクンいわく、そういう人たちは、お金のことは、自分には甘く、人にはしょっぱい(ケチ)人なのだという。
 また、Kクンの追加情報によると、そして、そう人たちの多くが、女性にだらしないという。
 何度も結婚、離婚を繰り返したり、愛人が何人もいたりするという。
 そして、それぞれの結婚相手や愛人に子どもがいるという。
 やりたい放題をして人生を送っている人たちが、なんと多いことか。

 ここ数年、「きちんと生きている人がやっぱり強い」ということを再認識しているunizouにとって、こういう話を聞くと、やはり、誰も見ていないようで、誰かが必ず見ているのだなぁと感心する。
 だから、お金や名誉のためでなく、与えられた仕事に真摯に向き合い、人を大事にし、毎日をきちんと生きることで、刹那的な快楽でなく、真の喜びに満ちた生活を送るようにしたいと切に思う。
 一時栄華を誇ったものの晩年を刑務所の中で過ごして暮らし、朽ち果てていく人生を送るような人もいるが、刑務所に入るようなことはないにしろそんな人たちと似たような人生を送るようなことはしたくないとつくづく思う。