風俗業2

 しばらく前になるが、「大阪府立高の29歳女性教師、ホテルヘルスのバイト発覚し依願退職」というニュースがあった。

 風俗店でアルバイトし教職員の信用を失墜させたとして、大阪府教委は2日、府立高校の女性教諭(29)を停職6カ月の懲戒処分にした。女性教諭はクレジットカードで衣服や化粧品を購入しており、バイト代は最大で200万円に達した未払い金の返済に充てていたという。女性教諭は「生徒に申し訳ない」と述べ、同日付で依願退職したという。
 府教委によると、女性は昨年10月から今年4月までの105日間、勤務時間外に、大阪市内のホテルヘルス店で働き、計約160万円の収入を得ていた。

 実は、unizouは、事業者としてデリヘルやソープを営業している塾経営者や税理士がいることを以前聞いていて免疫があったので、働く側も「多くの先生がいれば、1%未満の可能性でも一人は二人はいるだろう」くらいで、さほど驚かなかった。

 風俗業は、昨日のブログでも書いたが、存在がある以上きっと必要なのだと思う。
 だから、風営法で認められる中で、適正にやってもらいたいと思う。
 一方で、フジテレビ「ほんまでっか」という番組に出演されている門倉貴史さんの著書「日本の地下経済」にあるように風俗業の非合法所得もかなりの金額になる。これは、なんとかしなければいけない問題だと思う。

 この女性教師の場合、サラリーマンが普通にされる源泉徴収がされず、支給額が税務署や市町村に連絡されることがない。
 以前、友人のKクンの息子が、何カ所ものアルバイトをして市税が課税になる金額以上の収入を得ていたために、いきなり市から課税通知がきてびっくりしたというのを聞いたことがあった。それだけでなく、Kクンの扶養になっていたので、Kクン自身も扶養をはずた所得税の期限後申告をし、Kクンの息子は国民年金国民健康保険を払うことになって大変だったそうだ。

 風営法は警察の管轄であるが、風営法で風俗業を認可する時に、源泉徴収している、あるいは、支給額を帳簿に掲載されていることなど、帳簿書類が適正に管理されていることも許可の条件にしたらいいと思う。
 そうなれば、女性教師のような不届き者はいなくなり、純粋に風俗で仕事をしなければならない女性が残る。
また、塾講師や税理士など全く違和感のある人たちが参入しなくなることも考えられる。
 
 いずれにしろ節操のない世の中になったことは事実だと、改めて考えさせられたニュースである。