橋下氏の慰安婦発言

 橋本氏の慰安婦発言で、世間はかしましい。
 正直すぎるから、きっと叩かれる。
 橋下氏は、風俗業を全肯定している訳でも、女性を蔑視しているのでもないのだろう。
 昨日ブログに書いた内容で言うと、橋下氏は善人ではないが、人間の弱さを知り、本当に正直な人だと思う。

 unizou自身は、ずいぶん前にキャバクラやクラブ程度なら何回か行ったことはあるが、それ以上の風俗業は知らない。
 しかし、昔からこういった職業の必要性についてunizouなりに考えてきたが、無くならないということは、男性側にも女性側にもニーズがあるのだという結論に至っている。
 良いとか悪いとかでなく、きっとその存在を必要とされているのだろう。
 そうなると、ただただ法律の範囲内で適正に営業してもらいたいと思う。
 世の中には、こういった業種を嫌悪する人がいることも事実である。
 だとしたら、風俗業の経営者は、法律を守ることや納税義務を果たすことが一番その存在を正統化できる。

 実は、ここ数年、風俗業の経営者と会う機会が多い。
 なので、unizouは、雑談の中で次のように話すことが多い。

 価値観が違う人たちは、風俗業を嫌悪し、必要ないと思っている。
でも、実際は、きっと男性も女性も必要としているし、無くなれば、アンダーグラウンド化し、暴力団や闇の勢力の資金源になり、本当の意味で社会に悪影響を与える。
 だから、法律を守り、納税し、根なし草でなく、社会的責任を負う一個人、一社という納税者としてきちんとすべきである。そうすれば、きちんと事業継続できるし、意見の違う人たちも、社会的に存在意義を認めざるを得ないはずだ。

 風俗のような仕事がいいことでないことは、分かっている。
 しかし、すべての人間が、その本質を変えない限り、風俗業を社会から無くすことのリスクは大きい。
 だから、これは、きれいごとでは済まないと思う。

 そういった意味で、本当は橋下氏の話は正しいと思う。

 風俗業は限られた人に法律の範囲で利用されているのと比べ、マスコミは多くの老若男女に伝わる形で、劣悪で低俗な番組や記事を報道していて、その悪影響は風俗業より悪いと思う。だから、マスコミが、橋下氏の発言を批判しているのは、全くもって理解しがたい。もし、批判するなら、低俗で劣悪な番組、記事や著作物を排除し、自ら襟を正し、清廉潔癖な態度でその活動を行うべきだと思う。

 慰安婦問題は、韓国側の慰安婦問題を利用して日本を貶めるという思惑もあって、簡単に解決できるものでない。
 もっと、人間がどれほど残酷な生き物で、多くの国が間違った歴史を繰り返してきたかを正面から受け入れた上で反省し、未来を考えないと、これから先も日本ばかりが、日本人だけが、過ちを犯し、卑劣な国だと思われていく。

 未来において、戦争で多くの人が苦しんだり、女性やこどもが虐待されることがないような世界を作るために、どうかもっと人間の本質を見つめ賢明な解決策が見いだせるようにしてもらいたいと思う。