嗚咽
本当に悲しいときは、大声で泣けない。
様々なシーンが頭を駆け巡り、悲しい感情を押し殺すのだが、どうしても抑えきれない。
それでも、声を出して泣いてもどうにもできないと、声を出して泣くことはできない。
受け入れられない人の生死に向き合うと、そんな状態になる。
それが、人の世の無常を受け入れざるを得ない人の姿のような気がする。
そして、自分が「夕べに寝て朝起きる」といった普通に生きられることが、本当は、とんでもなく難しいことなのだと改めて気付かされる。
人は毎日どうやって生きるべきなのかと、改めて教えられる。
そんなことが多かった4月ももうすぐ終わる。
今を精一杯生きて、たくさんの思い出を作って、死に顔は笑顔でと思う。
やるべきことは毎日毎日片付けようと堅く自分に誓う。