思いどおり

世の中思いどおりにいかないことを、人はどんなことから学ぶのだろうか?
くだらないと思うかもしれないが、unizouは中学に入ってすぐの片思いから学んだ。
それまで、unizouは人の心でさえも大抵のことは何とかなるだろうと思っていた。
しかし、実際はそんなことはなかった。
自分が思っていても、相手はそう思ってくれなかった。
それまで、自分では大それた意味ではないのだが、自分中心に物事を考えていたunizouがいた。
それが、unizouにとって天変地異、驚天動地の心地になるような衝撃を与えることが起こったのだ。
今となっては、笑い話になるが、その衝撃はすさまじかった。
しばらくの間、恋に臆病になった自分がいた。
彼女を諦めきれない自分がいた。
心の中で中学の3年間彼女を思い続けた。
そして、やっと吹っ切れるようになったのは、高校生になってからだった。
このことは、unizouにとって本当に良かった。
そのことがなかったら、unizouは勘ちがいして人生を歩んでいたかもしれない。
人の心は、その人のもので、簡単に動かすことはできない。
今、恋に破れて自殺したり、ストーカー行為をしたりする人がいるが、失恋をしたら、大いに泣くことだと思う。泣き疲れて眠るくらい泣くことが良いと思う。
知り合いに恋に破れた女性がいる。何とかしてあげたい気持ちはあるが、周りの人間にはどうにもできない。
自分で立ちあがっていくしかない。
それもこれも、神様の思し召しなのだと思うしかない。そして、前を向いて歩いていく。
思いどおりにいかないことは、恋愛模様だけでなく、いろんな場面である。
そんなとき、unizouは、「うまくいかないこともあるさ、前を向いて歩こう」と、遠い昔になった片思いのことを思い出しては、何とか切り抜けてきた。
彼女も、きっと失恋したことを乗り越えて強くなっていくのだと、いや強くなって欲しいと願っている。