つなぐ

 今生きている世界は、大昔の人から私たちの前の時代を生きていた人たちが、繋いできた世界だ。
 世界を繋いできた人たちは、自分のことだけを考えず、次の世代の人たちがその実を享受できるように過分に奪わずに、自然を破壊せずにうまいことやってきた。
 その結果、今を生きる自分たちは飢えることなく、また、美しい自然を見ることができ、穏やかに生きることができる。
 しかし、今の自分たちはどうだろうか。
 自分たちの欲望のまま、すべての動植物を骨の髄まで食し、美しい自然を破壊してはいないだろうか。
 次の世代のこと、世界のことを考えずに、生活してはいないだろうか。
 最近、この世界を次の世代につなぐことの重要性を考えることが多くなった。
 過分に食さず、過分に耕さず、様々な動植物たちと地球を分かち合う。
 とても大事なことだとそう思っている。