仕事の管理(2) 時間管理と責任感

 早めの指示、適正な事務量をいつも念頭に部下の仕事を管理しているつもりだが、部下の女性Iさんは、能力が高いにも関わらず、「事務量が多いから大変ですよ!!!仕事は、朝9時から5時までです」と、終わらない仕事も気にしない。
 unizouも負けていないので、「終わるべき仕事が終わっていないなら、給料没収だぞ・・・」と話す。
 事務量が多いと言っても、それは、本人のやり方によるところが大きい。
 つまらないことにばかりこだわって、本筋になかなか入らない。
 だから、仕事の事務量は増えるばかりで、処理すべきことが終わらないのだ。
 そんなことを繰り返しているので、unizouがフォローをする毎日が続く。

 どうしてそうなるのか、本人が考えないので、unizouが本人のつもりで考える。
 そんな中、知識ゼロからのドラッカー流仕事術(中野明:幻冬舎)に、解決策を見出した。

 step11 時間をマネージメントする「黄金ステップ」を実行せよ
  1 時間を記録する
  2 時間を管理する
  3 時間をひとまとめにする
 この一連の作業により、無駄な活動に費やされてきた自分の時間を取り戻す。そして、取り戻した時間を、自分の強みをさらに強化する活動に割り当てる。これが成果をあげるための時間管理の基本中の基本になる。

 step11  時間の使い方をリアルタイムで記録する
 成果をあげるための時間管理は、時間が何にとられているのか明らかにすることからスタートする。
 そのためには、自分が現在どのように時間を使っているのか、それをまず記録する以外に方法はない。
 30分単位を目安にして、自分の活動を記録していく。
 時間の使い方をリアルタイムで記録するということだ。
 毎日継続して記録をつけるということだ。

 step13 時間の使い方を記録したら内容を分析する
 無駄な活動を特定する。→排除する
 自分以外の人でもやれる活動がないか検証する。→委譲する。
 他人の時間を無駄づかいしている活動がないか検証する。→排除する。
第2章 徹底的に時間を管理し、無駄を排除する
 step16 あらゆる仕事にデッドラインを設けよ
 step18 締め切り前にあわてないための3つの習慣
  「とにかく始める」
  「時間見積もり力を高める」
  「前倒し主義を実践する」

 このことをIさんに日々伝えている。急には変わらないが、何かに目覚めてくれればいいいと思う。
 そして、司馬遼太郎さんの著書「坂の上の雲 2」P25の一節を心の中で、彼女に向って唱えている。

 人間のえらさに尺度がいくつもあるが、最少の報酬でもっとも多くはたらく人ほどえらい人ぞな。一の報酬で十の働きをするひとは、百の報酬で百の働きをする人よりえらいのぞな