共通番号法案

 3月6日付の読売新聞朝刊に、「共通番号法案 今国会こそ確実に成立させよ」と題した社説が掲載されていた。
 「複雑な社会保障給付の申請手続きが大幅に簡素化され、制度導入に伴う国民生活上のメリットは大きい」として、個人情報の保護の観点から導入に慎重な意見も多いが、早期に審議入りし、今度こそ確実に成立させるべきとの主張だった。
 unizouは社会保障給付の申請手続きの簡素化なども大事なことではあると思うが、税負担の公平性の観点から早期に成立してもらいたいと願っている。
 実は、unizouは、警察官や税務職員など公平・公正な社会の実現を図るためにどうしても必要な人たちが、少ない人数でも対応できるよう措置が講ぜられないままその任務に当たっていることに不安を感じている。
 人数が少ないことがいけないと言っているわけはなく、行財政コストを削減するのであれば、少ない人数でも公平・公正な社会を実現するためのシステムなどを構築すべきだと思うのである。
 行財政コスト削減により人数を減らしておきながら、たくさんの事件や事故、調査などの必要な任務にしっかり当たれというのは、実際に現場に立っている人間にとっては本当に酷なことだと思う。
 今回の共通番号制度が実現すれば、少ない税務職員で公平・公正な税負担が実現できる方法であると確信している。