風俗業

 風俗業については、存在そのものが良いとか悪いとかという問題ではなくて、現実に存在するのだから、きちんと経営してもらいたいというのが、unizouの常々思っていることである。
 国税庁のホームページによると、少し古くなるが、平成21事務年度の「不正計算の多い業種は、ソープランド、バー・クラブ、外国料理が上位」となっているという。国税庁ホームページリニューアルのお知らせ|国税庁
 以前、ソープランドの若い経営者に聞いたことがあるのだが、ソープランドのような店舗型の風俗業は、無店舗型のデリヘルなどに押されて、売上の落ち込みが激しいという。また、無店舗型のデリヘルに対する税務調査も甘く、競争劣位な立場にあるのではないかとも言っていた。
 実際のところはわからないが、繁華街の衰退ぶりを見ると、警察の取り締まりも厳しく、以前のようなソープランド経営ができないのは事実なのだと思う。
 そういった中で、いろいろな営業努力をして、生き残りを図っているのだろう。
 とはいえ、どんな業種でも、貸借対照表損益計算書などの計算書類の分析と検討は必要であり、風俗業においても同様である。
 風俗業が、製造業や小売業などとは違い、社会的に認知されにくい仕事であることも事実であるが、法律を遵守して存在している以上、財務をきちんとして、正しく納税をしていくことで、その存在意義が認められのではないかと思う。
 若いソープランドの経営者に、「風俗業だから、財務面で良い加減でいいとか、正しい納税をしないとかではなく、これからの時代は、きちんとした財務内容にし、正しい納税をすることが、胸を張って生き残れる道になるのではないか。そういった、昔堅気の経営とは違った経営を目指すべきでは・・・。」と伝えた。
 実際のところ、unizouはソープランドに縁もゆかりもないのだが、以前に比べ衰退したといっても、世の男性諸氏が必要としているのだから、きっと需要はあるのだろう。存続をするための努力と合わせて、「これだけの納税をしている」という胸を張っていけるようにすることも、今後の生き残りための重要な要素だと思っているのだが・・・。
 
 いろいろホームページを検索していたら、風俗専門税理士事務所というホームページがあったので、紹介しておきましょう。

税金を無視して経営している方に共通していることは、「税に対する不安」と「税に対する誤った知識」があることです。 デリヘル・交際クラブ・キャバクラであろうと、事業として経営している以上は税金に対して向き合う必要があります。

http://www.deri-tax.com/profile.html