格差社会の原因(2)

 格差を痛切に感じる原因のもう一つは、教育費である。
 公立でそれぞれが希望する分野のことを学べるなら、本当はそれが一番良いが、実際はそう細やかなニーズに対応することは公共サービスとしては難しい。
 また、私立大学の1年間の学費の平均857,763円は、昨日ホームページに書いたとおりサラリーマンの平均年収の409万円の約20%にもなる。
子どもが一人ならいいが、年子だったり、2歳くらいの差だったりしたら、学費の年収に占める割合は40%以上になる。
 これでは、進学をあきらめてしまう子も出るだろう。
 有為な人材を育てられないことは、日本にとって大きな損失になるはずだ。
 日本の教育費がなぜ高いのかという理由を調べても、国が財政負担をしていないからだということのみで、実際はどうなのか具体的かつ明瞭に書いてあるものはないように思う。
 unizouが思うには、教職と言うステータスが高い人件費となり、また、箱モノばかりを優先する学校運営が原因ではないかとひそかに考えているのだが、具体的な根拠があるわけでもない。
 ただ、今は何よりも、希望するこどもたちが、自分の望む学校で十分な教育を受けられるようにしてもらいたいと痛切に願っている。