復活(2)

 ブログを止めていた4年間に東日本大震災が起き、多くの犠牲者が出た。
 本当に悲しいことで、今でも、その悲しみを多くの方が抱えている。
 地震自体は、他の自然災害と同様、人間がストップをかけることはできない。


 震災があった一昨年の9月に宮崎に出張する機会があった。
ちょうどその年、紀伊半島は、多くの犠牲者が出た台風12号による豪雨災害があった。
 空の上から見た紀伊半島は山ばかりで、谷は川が氾濫し土砂が混じってコーヒー色に変ってしまっていた。改めて見ると、羽田空港から宮崎空港まで、日本は海岸線に続く平野と、山と山の谷間しかなく、津波や豪雨になれば、いつでも、東日本大震災紀伊半島豪雨災害のような災害に見舞われてもおかしくない。


 最近、自民党公明党が言い出した減災は可能だったはずだと思う。
 今まで、政治家や政党がそういったことを意識していなかったことに、政治家や政党の役割の多くが危機管理だと思うと、腹立たしさを覚えるのは、unizouだけだろうか。


 しかし、国民も、一緒にこの国土に住む人たちが災害の被害を受けずにいられるよう協力する責任がある。


 中小企業診断士の資格の中で、店舗施設に関する法律知識が必要になる。
 まちづくり三法や都市計画法などである。
 以前にこのブログでも取り上げた建築基準法と都市計画法 - unizouの中小企業診断士への道が、災害対策も中小企業診断士に関わりがあるとunizouは思うのである。
 また、都市部のシャッター通り解消のため土地の流通性の向上、農村部やロードサイドの開発の抑制など、日本が住みやすく、災害にも強く、無駄なお金をかけないで維持できる社会を作るためにも、unizouは、中小企業診断士は個々の中小企業の経営課題に取り組む中で、広く世間と関わらざるを得ないという気がしているのである。これから、100年、200年先のことも想像し、「自由であるために、秩序を保ち、各自が責任を全うする社会」を形成する役割を担っていくこと、それが大事なのではないかと。(続く)