自分が変われば、将来は変わる

 最近会った土木会社の社長は、30代後半。
 30人くらいの従業員を抱え、家も千葉の田舎ながら、建物だけで6000万円以上の立派な家に、妻と子4人と母親と住んでいる。
 ところが、この人の人生、半端じゃないほんとのサクセスストーリー。
 父親が土木関係の仕事を、母親の実家近くでしていたが、社長が小学生4年生頃に、事業に失敗したのと愛人ができたので、家を出て行ってしまった。
 その後15歳ころから生活が荒れて、少年院と刑務所に出たり入ったりの生活だった。
 ヤクザの組にも入り、といっても、少年院と刑務所の生活が長かったので、組のことなんてあまりやれなかったらしいが・・・。
 ところが、慕っていた組長が死に、組が分裂。自分はその組長を慕って組に入ったので、あっさりと堅気になってしまったという。それが、25歳くらいの話。
 それから、ある人に助けられ、土木の仕事も知らないのに、仲間5人と仕事を一生懸命やったそうである。
 そして、今のような生活になれたという。
 少年期から青年期は、父親を恨んで荒れていた生活をしていたのを、人の助けもあったかもしれないが、自分の意思で変え、「自分は頭では叶わないから、体を使ってがんばろう。そして、社会的な責任を果たせるようにしょう」という人生を送ってきたというのだ。
 生まれた環境、育った環境を理由に、今送っている自分の人生を肯定してしまう人もいる中、決してそういった人生ではなく、自分の意思とやる気で、何とでもなるということを教えてもらった。
 unizouがいつも言っている、自分の生まれた環境、育った環境を素直に受け入れ、恨めしく思うこともなく、ただ、自分の頭と体を動かすことがいかに大事かということを、この出会いで改めて認識させてもらった。感謝。