男(女)冥利につきる

 男(女)が女(男)の人に惚れられるのもうれしいことだが、もしかしたらそれ以上にうれしいというか誉れに感じることは、仕事上男(女)が男(女)に惚れられることかもしれない。
 なぜなら、恋愛感情抜きにして、人を惚れるというのは、非常に難易度が高くなる気がしているからである。
 もちろん、今の時代になってみれば、恋愛感情抜きにして異性に惚れるというのも、難易度が高いことといえるかもしれないが・・・。
 そして、「同性に惚れられるということは、本当に男(女)冥利に尽きることだと思うこと」が、実際に最近unizouにあった。
 大げさかもしれないが、unizouは、仕事をしているときは、部下と一緒に戦場に行っていると思っている。
 だから、誰一人足手まといになる人がいるはずもなく、一緒にいるメンバーがチームとして、それぞれの役割を果たしながらまとまって行動しないと、生きては行けないというのが、戦場で仕事をしていると考えているunizouのリーダーとしてのポリシーそのものである。
 そして、それぞれの部下の性質や経験を把握し、また特徴を生かして、リーダーとしての責任を果たすことが大事だと思っている。
 もちろん、仕事場では実際に銃弾が飛んでくるわけではないが、そんな気構えでいつも仕事をしていることを心から理解してくれる部下(男性)MK君が今身近にいる。
 MK君は、本当に「unizouさんと一緒に仕事ができてよかったです」と、真剣な表情で話してくれる。
 仕事に対する考えも、共感できる部分があるから、余計にそう思ってくれるのかもしれない。また、unizouにない仕事上の経験もMK君はしていて、そういった経験を持っているMK君に対し率直「尊敬している」とunizouも伝えている。
 unizouにしてもMK君にしても、これまでの職業生活で経験していることがすべてではないので、お互いに経験したことを認め合って、それをチームとして生かしていく気持ちをお互いに持っていると、そんな男(女)が男(女)に惚れるといったことになるのだろうか・・・。
 あるときチームのメンバーと出張先で飲んでいたとき、みんなの前でMK君から「unizouさんと一緒に仕事ができてよかったです。もう惚れてますから・・・」と言われたときは、痺れるような気持ちになった。
 unizouは、「これこそ男冥利に尽きるな」と心から嬉しくなった。
 こんなチームとしてまとまった状態がこれからも続くことを心から祈りながら、自分自身が精進していかないと、嫌われるのも簡単なことだと、自分に言い聞かせて毎日を送っている。
 ただし、チームのメンバーに対し手抜き手加減は一切しないのは、今までもこれから変わらないスタンスである。