吟醸なる響き

 日本酒なら吟醸派という者はかなりいるだろう。口に含んだ途端に広がる香り豊かな感じがたまらないとか。
 その「吟醸」なる言葉が日本酒から離れ、各方面で使われている。
 例えば、もう販売中止となってしまったが、江崎グリコの「和ごころ 吟醸バニラ」、こちらは、実際に純米大吟醸酒が隠し味に入っていて、見るからに高級感あり、そして後味さっぱりとい貴重な一品だった(http://www.glico.co.jp/wagokoro/products/index.htm)。
 そのほか、北海道でチョコレートと言えば有名なロイズの「大吟醸パウンドケーキ」(http://www.e-royce.com/items/confe/1187789_1728.php?index&tp=%81@)。
 こちらもバター生地に大吟醸を使い、さらに仕上がりのシロップにも吟醸酒を使うと言うこだわりの一品。
 このほか、カステラ、 酒まんじゅうなどある中、最近びっくりし、早速購入したのが、吟醸ガムである。
 ロッテが、厳選した高級ペパーミントガムとして『吟醸ミント』を発売したのだ。
 日頃、飴派よりガム派なunizouは、発売まもなく購入した。
 その名も『キシリトール・ガム〈プライムミント〉』、HPで確認したら、発売は2007年10月16日(火)だったのだそうだ(http://www.lotte.co.jp/news/news512.html)。
 何が吟醸かと言うと、パッケージにも記載されていたが、『吟醸ミント』とは、蒸留時にミント精油の雑味部分を除去し、クリアなアロマを実現したものだそうだ。
 吟醸酒を使用しているわけではなく、吟醸酒が純米を使用していることにちなみ、純度が高いという意味で吟醸と言う言葉を使用しているようだ。
 パッケージも高級感があり、目を引いた。
 「吟醸」がお酒の世界を離れ、名前の響きやイメージからブランド的に使われていることが興味深かった。
 ガムとしてもさっぱりすっきり系で仕事のお供にちょうどいい、是非皆様も吟醸ミントお試しあれ。