弱みを強みに

 12月を思わせる寒さで週が明けた。
 ウールやダウンのコートを着ている人もだいぶ増えてきた
 先週、飲み会で今年初めての鍋を食べた。
 鍋といっても豚しゃぶしゃぶ、それも食べ放題。
 若手社員が幹事となってくれたため、それらしい企画となった。
 Unizouはこれまで食べ放題であまりいい思いをしたことがなかったため、あまり期待せずにお店へ向かった。
 すると、その店は、いい意味で期待を裏切ってくれた。
 店の名は、「しゃぶしゃぶ温野菜」、関東を中心に全国189店にフランチャイズチェーン展開している店舗だそうだ。
 「和」のテイストをかもしだすお店の雰囲気のなか、厳選された良質なお肉を売りとし、食べ放題で用意されているメニューも、豚ロース(アンデス高原豚)、豚カルビ(アンデス高原豚)、津軽鳥、竹筒鳥つみれ、野菜、ご飯、きしめんと充実している。
 また、だしは5種から2種選べ、ぽんずとごまだれの2種だれについては、様々な薬味や調味料の組み合わせを提案しお好みの味でいただける仕組みになっているなど、色々組み合わせられるのも楽しい。
 満腹になって帰宅後、改めて「しゃぶしゃぶ温野菜」をネットで検索してみた。
 直ちに、焼肉チェーン店「牛角」を経営する株式会社レインズインターナショナルが展開しているブランドと判明した。
 牛角といえば、吉野家と並び、狂牛病の折にその影響を真っ向に受け業績が低迷した。
 その教訓を生かしてか、現在、「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」の制定を受け、牛の個体識別番号を各店舗で開示することで、安全性を確保し、トレーサビリティに対して積極的に取り組んでいた。
 また、牛肉頼みの経営から、グループ内に、鳥専門店、豚専門店と多角化することによって、リスク回避も試みているようだ。
 なお、株式会社レインズインターナショナルは、このほか、居酒屋土間土間、かまどかも展開している。
 外食産業は、表の顔はそれぞれが個々にFC展開しているように見えるが、実は意外な店同志が同系列だったりして、調べてみて初めて知ることも多い点がなかなか興味深い。