死に様

 先週の土曜日に「キングダム 見えざる敵」という映画を見てきた。
 ジェイミー・フォックス演じるFBI職員とその仲間のFBI職員3人がテロリストと戦闘するシーンでは、彼らの行動を見ながら、自分がああいった現場にいたら何ができるのだろう?と考えたり、映画そのものの内容に考えさせられたりして、なかなかいい映画だったと感じた。
 しかし、興行的にはテーマが重過ぎて思ったほど人が入っていなかったせいか、もう今週くらいで上映を止めるところが多いようだ。
 さて、その映画の中で、一番心に残ったシーン。 
 それは、FBI長官が首をかけて司法長官とぶつかるところ。
 FBI長官は、テロが起ったサウジに捜査員を送ることについて、首を承知で上層部に提案する。そのとき、こんなことを言う。
 司法長官から「首だ」と言われたFBI長官は、「ベトナム戦争に参戦し、生死を彷徨った。そのとき、命に限りあることを知った。どうせ死ぬのであれば、死に方が大事。だから、首になるくらい何とも思わない」と・・・。
 警官や消防士、自衛官などは、死を常に意識して行動せざるを得ない。
 事務職のunizouは、彼らに比べれば、いや比べることもできないほど、平和な仕事をしている。
 しかし、本当は、unizouのような事務職であっても、いつも死を意識するくらいの気持ちを持っていなければいけないと思うようになっている。
 警官だから、消防士、・・・だからということでなく、命を懸けるくらいの気持ちで責任を持って仕事に当たらなければいけないのだ。
 何より死に様が大事なのだ。そのくらいの覚悟でやっていけば、本物や真実が見えてくるははず。
といったものの、そんなことをいつも考えているのはunizouだけだろうか?という単純な疑問が湧いて、なんだか自分のことが可笑しくなった・・・。