上昇志向と職業観
Unizouが4年前にしていた仕事は、その後2人の後任に引き継がれているのだが、昨年から従事している後輩Hさんが、2年目の夏から休んでいるという。
原因は精神的なものだと現メンバーから聞いた。
振り返れば、その席は外から見れば、花形なのかもしれないが、その実は意外と地味な裏方仕事で、どちらかといえば、縁の下の力持ち的な位置づけであった。
Hさんはunizouがある研修の講師をした際、研修生としてその研修に参加したときからの付き合いだが、驚くほどに上昇志向が強かった。
その上昇志向を危険と感じた理由としては、彼はその席に座ることが目的で、その席でどんな仕事をやってみたいとか、どう仕事を工夫すれば今以上の実績が上げられるかといった視点が全くなかったからだ。
2年前、配置換えを受けた際にunizouの席まで挨拶に来たが、今思えば、抜擢されたことをもって、自分が偉いと勘違いしている兆しがあった。
だからこそ、人事異動でその席に配置換えとなっただけで、目標が達成されてしまうため、そこでの意外にも地味な仕事ぶりに耐えられなくなったようだ。
一見外から見ていて華やかそうに見える席でも、実は地道な作業を求められることはよくあることだ。
幸い、12月から復帰できそうとの知らせを聞くが、職業観を入れ替えないと同じ失敗を繰り返すと感じた。