ワークアンドライフバランスマーク

 このブログで何度か触れたきたワークアンドライフバランス。
 来月から、社員を大切にする企業として認定された会社は、「ワークアンドライフバランスマーク」を使用できることになるという。
 マークのデザインは、円の中に「ワークアンドライフバランス」の頭文字を取った「WLB」という文字があり、円の外側を「社員を大事にしています」というメッセージが囲む。
 厚生労働省認可法人である財団法人「21世紀職業財団」が、社員の長時間労働を防ぎ、育児や介護と仕事が両立できるよう配慮している会社を、「社員を大切にする優秀な企業」として認定する事業を始める(http://www.jiwe.or.jp/)。
 認定のための審査基準やチェックシートは、労働分野の専門家らとともに独自に開発したそうだ。
 具体的には、「ワークアンドライフバランスに取り組む経営・人事の方針が社員に示されているか」、「社員の意見をくみ上げる仕組みがるか」、「時間外、休日労働時間が月45時間を超えた労働者の割合が3%未満か」などなど。
 審査は有料であるが、就職戦線が売り手市場に転じてきた中、「社員を大切にする企業として学生にもアピールできる」と同財団は見ている。
 昨今、プライバシーマークに、ワークアンドライフバランスマークと、企業の姿勢を示すマークが増えてきた。確かに、消費者に企業姿勢を示す方法としてマークを取得し、それを商品に付けることは分かりやすくて便利である。
 「赤福」、「白い恋人」、「比内地鶏」、「ミートホープ」…、消費者の信用を決して裏切ることのないよう、取得された企業にあっては、初心忘るるべからず、持続性ある取組みとして、マークを付けつづけていただきたいものである。