なんでもやりたいことをやれ!

 こどものころから大親友のK君。このブログにも、生い立ちや今の生活について、披露させてもらっている。
 そんなK君の家庭でしばらく前に大騒動があったらしい。
 K君の長男のジュニアK君、大学2年生の彼が、大学を辞めてスキューバのインストラクターの資格を取りに海外で3か月過ごしたいと言い出したというのだ。
 日ごろから、「やりたいことは自分の責任で何でもやれ」と口にしていたのだが、さすがに大学を辞めることには、賛成できなかったらしい。
 しかし、ジュニアK君本人の意思は固く、大学を辞め海外へ3か月行くことになった。
 もともと、大学にも魅力を感じなくなっていたのだろう。
 自分で旅費や滞在中の旅費をため出かけることになったそうだ。
 将来、スキューバで生計を立てていくかどうかは、まだわからないとも言っていたそうである。
 大学に入り直して、勉強するかもしれないとも・・・。
 親友のK君は、心中を次のように語ってくれた。

 子どものころから家が貧しかったので、早く就職しようと、あまりよそ見もしなかった。
 仕事も、「自分でなりたいものは?」なんて、考えたことなかった。
 「今までの人生を後悔している」ということではないけど、何よりも自分の人生の可能性を「考えること」をしなかったのは、惜しいことをしたと思っている。
 また、回り道だと思えたり、無駄だと思えるようなことっだったりすることでもやってみることができたら、それはそれでよかったかもしれないと思う。
 最初、ジュニアKがいい出したときは、「大学くらい卒業しなくてどうするの?」という気持が強かったけど、今では、回り道でも、無駄に思えることでも、まず、やってみることができるジュニアKをうらやましく思っているよ。
 「人生がいいものだったかどうか?」を決めるのは、本人だし、そのとき人の人生と比較する必要はないものね。それまでに経験したことは、誰のものでもなくて自分のものだからね。

 親友のK君は、親としてジュニアKの将来を思って考えることもあるだろう。しかし、所詮、ジュニアKの将来であって、親友のKの面子や体面で考えることでもない。
 ジュニアKの出発も今月の下旬らしい。
 父親の大親友として、一緒にジュニアKの成長を見守ってあげたいと思う。