その一言

 社会にいると、何の気なしに言った一言が人を傷つけ、悪気はないのだけれど言ってしまった一言が、人を傷つける。
 Unizou自身も振り返れば思い当たる節がある。
 家族であれば関係修復も比較的早いが、職場だったりすると長くしこりとして残ってしまう。
 そんな折、同僚からある一つの詩を教えてもらった。
 それは、高橋系吾さんの「その一言」という詩だ。
 早速紹介してみたい。

 『その一言』
   その一言で 夢を持ち
   その一言で 励まされ
   その一言で 腹が立ち
   その一言で 泣かされる
    ほんのわずかな一言が 不思議に大きな力をもつ
     ほんのちょっとの一言が

 たった6行の詩なのだが、一言の真実を言い当てており、大変重みのある言葉だ。
 社会は人と人とのコミュニケーションで成り立っている。
 会話に臆病になることはないが、デリカシー(思いやり)とリスペクト(敬意)を持って接して行きたいと思う。