台風9号の教え

 先週の木、金曜の両日、関東地方は台風9号の猛威にさらされた。
 皆様の会社では、危機管理対応として、木曜の退社時に部下に明日の出社についてどのように指導しただろうか?
 Unizouの会社でも、木曜は暴風域に入る前の早めの退社を促すとともに、明日の出勤については、電車等の運行状況に十分注意しながら、対応するよう指導した。
 雨と風がひどいようであれば、無理しないよう安全確保に十分注意するようにといった内容だった。
 で、翌日。未明まで雨、風ひどかったものの、5時ころには小康状態に入っていた。
 電車の運行状況も、一部の運行中止を伝えるてはいたが、7割運行や平常運転と思ったよりも早い回復ぶりを見せていた。
 Unizouもほぼ影響なさそうだったので、ホットひと安心、結果、いつもどおりの時刻に出勤できた。
 出勤し皆の状況を確認したところ、おおむね揃っていたが、2名出勤していない。
 何かあったのだろうかといささか心配になる。
 すぐに2名の住所を確認したところ、多少の影響はあろうが、出勤できないほどの乱れのない地域だった。どちらかと言えば、むしろ順調に運行していた。
 そこで、遅れて11時頃出勤してきた彼らに遅れた理由を聞いてみた。
 すると、風が強かったのでおさまるまで自宅で待機していたとの回答だった。
 いささか昨日の指導を曲解されてしまった感を受けた。
 電車が動いている場合においてまで待機して良いという意味ではなかったが、そのように指示が伝わってしまったようだ。
 聞き手が違えば、受け取られ方が随分違うと、unizou自身、反省させられた。