完璧な子どもなどいない

 最近テレビネタばかりになっているかもしれないが、先週の土曜日に感動したお話。
 涙腺が弱くなっているunizouにとって、湧き出そうになる涙を無理やりこらえるので、肩が小刻みに震えている感じになってしまっていた。
 それは、「みのもんたのサタデーずばッと」の中の「ずばッと REPORT」というコーナーで放送された、「海を越えて結びつく親子の絆〜国際養子縁組を考える」というリポートだった。
 番組のホームページを紹介すると、

 熊本の病院でいわゆる“赤ちゃんポスト”が運用をはじめてから3か月。
“捨て子”を助長する、“命”が救われる・・・と賛否渦巻く中、親が育てられない乳児たちはどのような道をたどることになるのか。
ある団体を取材すると、こどもたちは海を渡っていました。
 下村キャスターのリポートです。

 日本では、子どもを欲しがる人たちは、「代理母」によって子どもを授かる人達が多いという。
 一方、アメリカでは、養子をもらって子どもを育てようとするケースが多く、そのためそれを仲介する組織も多いという。そして、そういった組織によって行われる養子を迎えようとする人達に対する審査も厳しいそうである。
 子どもが幸せになることが一番のことであり、養子として子どもたちを迎えてくれた人達がその環境を作ってくれるかということに主眼が置かれているようである。
 そしてある1人の女の子について、詳しくリポートしていた。
 その女の子は、母親がある男性と付き合って妊娠したものの、男性が結婚や子どものことまで考えていなかったために交際が破局、堕胎することもできずに出産した結果生まれた子どもだった。 母親は生まれた女の子を捨てることもできず、日本で養子縁組を支援している団体の女性に子どもを委ねることにした。
 生まれた女の子は心臓に障害を持って生まれたため、生後すぐに心臓の手術を受けるなど、五体満足とはいえない子どもだった。
 そのため、日本での養親探しはうまくいかず、海外へ目が向けられた。
 そして、海外で養親が見つかり、今では、幸せに暮らしているという。
 その養親の父親がいった言葉が、まさに神の言葉のように聞こえ、unizouの涙腺を突っついたのである。

完璧な子どもなんていませんよ。
子どもは、GIFTですから。

 この単純な言葉の中に、どれだけの啓示があるか・・・。
 子どものことだけではない。
 部下に対してだって言えるし、上司に対しても・・・。
 周りの人達にだっていえる。
 完璧な人などいない。
 だから、一緒に成長できる。全てが愚かな自分を成長させてくれるGIFTに違いないと・・・。