一生勉強 一生青春

 一次試験が終わった。昨年のことを思い出し、受験した皆さんに、心からお疲れ様と言いたい。
 昨年の試験会場の様子を思い出すとき、受験会場に老若男女の受験生が入り混じっていたことを必ず思い出す。
 そして、unizouよりずっと年配と見られる人達の姿が多かったことに、かなりの感動を覚えていたように思う。
 というのは、unizouの職場は、一旦職業生活に入ると入った当初の知識を多少上塗りしていくだけで、場当たり的な職業生活を送っている先輩が多いこともあって、中高年となっても未だに知識を吸収しようと努力し、受験勉強もかなりハードな診断士試験を受験している年配の人達がいることに、敬意を払う気持になり、そして、自分自身もそういった人生を歩んでいけたらと改めて思ったのである。
 unizouにとっての診断士試験は、合格して資格を取り、経済的に豊かになりたいということだけではない。
 診断士試験の受験勉強をしているだけで、さまざまな知識に触れ、それが身につくのは多少で少しずつかもしれないが、自分の視野を広げ、豊かにしているといった実感を味わうことができることが大きいのだ。
 よく子供に「勉強しなさい」と言って勉強させても、いやいや勉強していたのでは、結局時間もかかり、何も身についていないことが多いと聞く。
 だから、「なぜ、勉強するのか」ということを、まず自分が心身ともに理解していないといけないのだと思う。
 診断士の学習は、unizouにとっては人生を豊かにするために、欠くべからざるものになっている。
 診断士試験合格は目標ではあるが、そういった意味で、unizouの人生に彩りを与えているのだと思う。
 ということで、今日のテーマ「一生勉強 一生青春」。
 unizouの家の玄関に、小さな額が飾られている。有名な相田みつをさんの書である。
 これを見ながら、仕事や遊びにでかけ、仕事や遊びから帰る。
 そして、仕事でも遊びでも何でも、自分の人生の勉強であり、青春であると感じている。
 体は確かに加齢と共に弱くなってくるが、精神や知識は、心構えしだいでどうにでもなるし、芳醇になって味わいぶかいものになる。

「年をとって困ることは、身体が固くなるばかりでなくて、
 頭が固くなること、心が固くなることです。
 心が固くなると、感動、感激がなくなります。
 一生青春を保つためには、心のやわらかさを保つこと。
 そのためには、具体的に何かに打ち込んでいくことだと思います。」
 生前しばしばそう語っていた相田みつをは、
 まさに一生勉強一生青春の言葉通りに生きた人間でした。
 繰り返し書き続けた、この書に込められた思いを探ります。

相田みつを美術館ホームページより【http://www.mitsuo.co.jp/museum/exhibition/e_29.html
 毎日毎日、感動感激を覚えながら生きられることは、本当に幸せなことだと思っている。