秀才文具パック

 仙台と聞いて皆様は何を思うだろうか?
 Unizouも仕事で何度か仙台市を訪れている。
 12月に仙台駅に降り立った際は、ちょうど仙台年末の風物詩「光のページェント」の最中で、「杜の都・仙台」のシンボルである青葉通と定禅寺通のケヤキ並木に電球が飾られ、夕方になるとイルミネーションが灯され、たいそうきれいだった記憶がある。
 仙台みやげと言えば、やはり笹かま、ご当地で食するとしたら牛タン、歴史上の有名人といえば、伊達政宗公、最近では、宮里藍プロや卓球愛ちゃんなど仙台育英高校出身のスポーツ選手も多い。
 そんな仙台に新たな名物が生まれようとしている。
 その商品とは、大学や研究機関が集まる「学都」の名にふさわしく、アピールにもつながるという「文具」。しかも、鉛筆にざら紙といった、昭和を思わせるちょっぴり懐かしい文具たちなのだ(http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20070703tb01.htm)。
 皆さんは暗記しなくちゃならないとき、どんな方法で勉強しますか?
 声に出して覚える。活字を見て覚える。ひたすら紙に書いて手で覚えるなど色々あると思う。UNIZOUは専ら紙に書く派、裏の白い広告など真っ黒になるまで書いて覚える派だ。
 新みやげはまさにそんな人たちに学生時代を思わせるような商品ラインナップ。
 そもそも新みやげ構想は、仙台市内の文具店4社で組織する「仙台オフィスサプライ協同組合」がこの3月、東北大大学院工学研究科の堀切川(ほっきりがわ)一男教授に「出張のサラリーマン向けの土産を作れないか」と相談したのが始まりだそう。
 堀切川教授は、市の委託で中小企業の技術支援をするアイデアマンで、早速、「チラシの裏に鉛筆で書いて覚えたという教え子が多い。学都らしい『秀才文具パック』は」と提案したのだそうだ。
 仙台市内にある伊達政宗墓所からは、副葬品の鉛筆に使われた黒鉛が発見された土地柄でもあるという。
 秀才文具パックは、手が疲れない芯の柔らかさを誇るBの鉛筆、エコにも配慮して短くなった鉛筆に付ける補助軸、ざら紙200枚(A4判)など10品をそろえている。
 現在2次試験対策中のUNIZOUは、400字詰め原稿用紙と格闘する日々だ。
 秀才文具パックのご利益にあやかりたいところだが、残念ながら発売はこの10月。あまりに直前期過ぎる・・・。