景気回復のものさし
20代が5万6100円、30代が4万5500円、40代が4万2100円、50代が5万1300円。
これ、何の数字、金額か分かりますか?
そう、これは毎月の小遣いの金額。皆さん自分のお財布と比べてどうでしょうか?
厳しい世代にいるunizouにとって、可処分所得の多い独身者が多く含まれる20代の結果はうらやましい限り。
上記は、今月7日、GEコンシューマー・ファイナンス(GE Money)が、2007年版「サラリーマンの小遣い調査」の結果を発表した(http://gemoney.jp/pr/oe/index.asp)。
4月28日から4月29日の2日間、会社に勤めている20〜50歳代の男性500人を対象にインターネット上で行った調査の結果である。
このサラリーマンの小遣い調査の歴史は古く、1979年からGE Moneyが継続的に行っているのだそうだ。
小遣いの使い道は、やはり毎日の「昼食代」(55.6%)。次いで「趣味の費用」(35.8%)、「飲み代」(29.6%)、「嗜好品代」(27.6%)、「雑誌・書籍代」(25.8%)と続いていた。
GE Moneyでは小遣いを特に定義していないが、小遣いとは、自分の裁量で使い道を決められるものといえそうだ。
2007年の調査では、平均小遣い額が4万8800円だった。2006年調査と比較すると3300円の“昇給”だ。2005年の4万600円、2006年の4万5400円に続き、3年連続で上昇している。
給料のベースアップ額と比べてどうだろうか?
ちなみに、バブル期以降の最低額は2004年の3万8300円。一方、これまでの最高額は1990年の7万6000円。
理想の小遣い額は、「現実」プラス2.6万円の74,800円。
ほぼ今までの最高額であることから、一度吸った甘い汁はなかなか忘れられない様子も覗える。
景気と同様に小遣いも除々に“回復”しつつある。
果たして回復が末端まで浸透してきたことを意味するのだろうか。