会員カード

 第二次試験、第2問「マーケティング」で必ずと言っていいほど出題されるのが、顧客との関係強化に関する問題、関係性マーケティング(リレーションシップマーケティング)だ。
 そのツールとして使われているのが、ポイント式会員カード。
 一般的なポイント式会員カードの期待効果としては、
①POSデータに顧客属性データを捕捉して、購入者属性分析、購入量分析、商品購入間隔分析、ブランドスイッチ分析など様々な分析を行う。それらの分析結果をマーケティング活動に生かすことで、顧客の囲い込みや顧客との関係性を強化する。
②DMのレスポンス率を向上させる(顧客ごとの好みが分かるため、最適な来店促進情報を提供できる。
③ポイントを集めることが顧客にとって来店動機になる。
が挙げられる。
 Unizou自身、何店舗かの会員として、会員登録をし、ポイントやスタンプを集めている。まだポイントを集めきれているお店は少なく、そういう意味では、ポイントを現金還元できるお店の方がお客の使い勝手はいいと感じる。
 それが、最近unizouが比較的足しげく通っている2つのお店で、いつものようにお会計時にポイント式会員カードを差し出すと、「すみません。ポイントカード止めたんです。」と言われてしまった。
 ちなみにそのお店からは必ずDMは来ていたし、会員番号もDMのアドレスには記載されていた。
 さすがに廃止理由まで聞けなかったが、診断士受験生としては是非聞いてみたかった。ポイントに見合う景品を提供していたら採算が合わないのか、ポイント式会員カードの維持コストの方が期待効果を上回っているのか。
 読者の皆さんの御用達のお店でもこのような現象ありませんか?