シンデレラおじさん

 シンデレラおじさん?、シンデレラボーイといえば、コンテストに優勝したり、急に世間の注目を浴びちゃったりのラッキー者というイメージだが、なら、とってもラッキーなおじさんのこと?
 先日、unizouにとってはかなり公式な、本社の役員クラスの方々を支社に招いての会食があった。Unizou含め数人が幹事で、場所の確保やら人数の取りまとめやらを担当していた。
 一次会は、和やかな雰囲気のもと、滞りなくなく終了し、ホットしながら役員陣を見送り、ニ次会は、事前準備の労をねぎらい、幹事チームでこじんまりやろうと話していたら何やら不穏な雰囲気。
 事前情報では二次会はなしと聞かされていたのだが、役員クラスのうち、数名が2次会へ参加するというではないか!!!幹事チーム用に予約していた二次会の店は急遽オフィシャルな二次会へ大変貌。少なくとも場所を押さえておいて良かったと胸をなでおろすunizou達。
 二次会は、一次会から一転、ざっくばらんな雰囲気で、小一時間で終了。皆ほろ酔い状態、であればよかったのだが、中にはかなり酩酊気味な人も。
 そこで事件が!役員の1人の靴がない。既にunizouグループ一団の靴は店員さんによって、たたきに出されていて、全て確認していただいたにもかかわらず、ない。少し離れた別のグループの下駄箱に入った靴も全て出してチェックしていただいたがない。途中で抜けた者も何人かいたため、間違えて履いていってしまったのか。そのうち、役員自身、自分のはいてきた靴の記憶も怪しくなり、幹事方は困りはてた。
 お店は、店内用サンダルを貸してくれるというが、それを履いて帰っていただくわけにもいかず。結果近くの24時間営業のショッピングセンターで靴を求め、それで帰っていただいた。
 翌日、お店から、閉店後、革靴が1足だけ残ったとの連絡を受けた。それが役員の靴なのかどうか分からないままとりあえず引き取りにいく。
 黒、紐靴、ちょっと厚底とごく普通の皮靴だったため、靴を携帯で撮って、本社へ写メールした。靴を、上から横から下から写真にとったのはあとにもさきにも初めてだ。
 ほどなく、それが役員の靴と判明、。早速梱包して郵送、ようやくほっとする。
 さらに安心させたのは、役員がかなり酔っ払っていて、記憶が曖昧、帰りにきちんと靴を確認できていたか怪しいとの情報を入手したこと。だから今回の一件に対しご立腹ではないらしい。
 よかったよかった、とんだシンデレラおじさんだ。