一村一品運動Vol.2

 昨日の読売新聞朝刊、くらし教育面を見てびっくり!一村一品運動が特集されていた。もちろん、運動の発祥の地である大分県のお話として。
 unizouと一村一品運動の出会いは、2007/2/19付けブログで羽田空港伊丹空港で偶然入った「一村一品マーケット」。当ブログには、大分一村一品協会様からコメントをいただき、「『一村一品運動』は1979年前の大分県知事の平松守彦氏が提唱した運動で、現在では日本政府のみならずアジア・アフリカ各地で地域の格差是正、貧困からの脱却の手段として取り入れられている」ことを教えていただいた。
 記事は、一村一品運動を唱えた平松守彦大分県知事の母校、旧制大分中(現・大分上野丘高)の紹介とともに特集されていた。
 一村一品運動は、平松氏が大分県知事就任1年目の1979年11月に提唱された。発想のきっかけは、「ウメ、クリ植えて、ハワイに行こう」のキャッチフレーズで、農家にウメ、クリの栽培を奨励し、地域活性化に取り組んでいた同県大山町だったそうだ。さらに、「一人一人が個性を輝かせる(母校)大中精神が原点にある」とも明かしている。
 運動は80年度、143品目からスタート、関あじ、関さば、麦焼酎と全国に知られるブランドが生まれ、88年には流行語大賞の特別功労賞も受賞しているという。
 運動の3原則が、①「ローカルにしてグローバル」、②「自主自立、創意工夫」、③「人材育成」であること、行政指導では自主性は育たないと、補助金制度をあえて設けなかったことには、その志の高さに感心する。
 unizouが目にした「一村一品マーケット」は、経済産業省日本貿易振興機構ジェトロ)が昨年、上記運動をお手本に、アジア、アフリカなど後発開発途上国の経済発展を支援するために始めたもの。
 現在、大分県内の一村一品は336品目に増え、年間売上げは1000億円を超えているという。平松前県知事は、NPO法人「大分一村一品国際交流推進協会」の理事長として運動の紹介と理念の普及に努めているそうだ。
 コーヒー好きなunizou、一村一品マーケットでタンザニア産のインスタントコーヒー「アフリカフェ」を購入。そのアフリカフェを飲みながら、今ブログを書いている。水にもお湯にもよく溶け、香りが高く、インスタントコーヒーとしては満足な一品だ。
 一村一品運動、個性光る一品を知る大変良い機会、アフリカフェの次は、元祖大分県産のお気に入りを探し当てたい。