時間ドロボー
時間の使い方が下手なので、できる限り効率的に時間を使おうと、時間管理術や整理術に関する本をたくさん読んでいる。
しかし、実際は、たくさん読んで、心がけている割に時間管理がうまくならないことに歯がゆさを感じているというのが正しい。
ところが、世の中にはもっと時間管理の下手な人がいると、最近そう思っている。
特に、unizouの補佐役のK氏。K氏の仕事に歯がゆさを感じるのはきっと時間管理がうまくないからだと思う。
たとえば、最近こんなことがあった。
イベント開催に当たって、課内の人数分用意しなければ行けない事務用品があった。
イベントにあるとないとでは大違いなので、不足分を大至急用意するようにK氏に指示した。
K氏は、そのまま隣の島の調達担当のところに行き、調達を依頼した。
・・・、1週間経っても調達担当から何も言ってこない。
何気なく、K氏に「この前の品物、もう来たかな?早くしないとイベントに間に合わない・・・。」というと、重い腰を上げて隣の島の調達担当のところへ・・・。
小耳に聞こえてくるのは、「すいません。まだ、注文していませんでした」という調達担当者の声。
K氏は、そのまま二言三言調達担当と交わして、席に帰ってくる。K氏、何もいわず・・・。
一番わかりやすい時間管理術や整理術の本として、三笠書房から出ている壺阪龍哉さんの「図解整理術」を結構読み返して実践している。
K氏のような状況の対応策を本から見つけるとすれば、「自分から日時を指定する」ということだと思う。
つまり、自分主導で「○日までに○○して欲しい」、あるいは、「○時に会いましょう」とか「○時に電話します(ください)。」と、具体的な日時で対応することが重要なことだというのである。
本には、時間を浪費する7つの原因-というのも書いてある。
- 人・物品・書類を「探しまわる」
- 誰か、何かを長々と「待つ/待たされる」
- オフィスの中を「歩きすぎる」
- どうすればよいか「判断に迷う」
- 時間意識の低い上司の責任
- 不必要な手間のかけすぎ
- 本人の能力不足 今回の場合は、2に当たるだろうか?
いずれも確かにunizoの周りでも見られることである。
また、本には、「困った上司も手のかかる部下もこの接し方ならうまくいく」というのがあって、「あいまいなイエスより責任のあるノーを!」とある。
自分のペースを守って仕事をするために、
- 勇気を持って申し出を断る
- 自分から日時を示す
- 上司の決断を催促する
しかし、これを実践するには、いい人では難しいかもしれない。仕事を遂行するという強い意志がないとダメということ・・・?
そういえば、常日頃からK氏のことは本当にいい人だと思っているのも事実である。
これからの診断士受検の勉強のために、充実した仕事をしながらも、仕事を早く切り上げられるよう、一読を是非お薦めしたい。
ただし、いい人でなく、賢い人になることが前提です。