電子マネー

 昨日自宅に財布を忘れたまま出勤、最寄り駅に着いてからそのことに気づく。
 帰ろうかどうしようか迷ったが、戻れば当然遅刻、定期券は持っていたし、万が一のときは同僚に借りればいいと思い、会社へ向かうことにした。普段持っているのが当たり前ゆえに、ないとどうも落ち着かない。
 しかし、それがどっこい、財布なくして一日を普段どおりに過ごせた。
それを支えてくれたのは、SUICAパスネットバスカードに、社員食堂用プリペイドカードだ。前の3つは定期入れに、社食カードは社員証の中にいつもしまっている。
 現金いらずとはまさにこのことかと改めて痛感する。SUICA(びゅーカードではない)さえチャージしてあれば、最近加盟店が増えたこともあって、現金なしで飲み会にすら参加可能な勢いだ。
 2,3日前から気がついたのは、私鉄やメトロの自動改札に「ICカード乗車券」をタッチする場所が設けられていること。
 「PASMO」という首都圏の私鉄やバス会社が発行するという新しい電子マネーが、この18日から利用開始となるそうだ。SUICAとも相互利用が可能だという。
 確かに今まで私鉄やメトロは各鉄道会社が発行するパスネットで相互利用が可能だったが、JRとは相互利用できず、不便だった。ようやく、併用が解消されるときがくる。
 ちなみに、JR西日本でいうSUICAは、ICOCA(イコカ)。さらに関西圏の私鉄でいうPASMOは、PiTaPaピタパ)。
 これらのうち、SUICAICOCAPiTaPaの3枚はすでに相互利用が可能だということは、今回はじめて知った。
 財布を忘れても、普段どおり生活できるのはありがたい。
 でも、現金なしで買い物できると、無駄遣いしてもあまり費消している感覚がせず、ついつい使いすぎてしまいそうで、怖い気がした。
 帰宅後、かばんに早速財布を戻し、明日に備えたことは言うまでもない。