一村一品キャンペーン

 開発途上国一村一品」キャンペーンを知っているだろうか。
 unizouも最近知った。
 きっかけは、羽田空港伊丹空港で偶然入った「一村一品マーケット」。
 店頭に、ケニア製の可愛らしい「ウールおすわり動物」やマリ製の独特の模様が印象的な「泥染め長袖Tシャツ」が飾られていて目を引いた。
 そのまま店舗の中へ、アフリカ、アジアを中心に世界各国の民芸品が所狭しと並べられていて、見ているだけ楽しい気分になる。
 「一村一品運動」とは、地域住民が自慢できる品物を見つけ出し、海外に輸出できるまで商品価値を高める活動のことをいい、日本政府は、途上国がこうした活動を通じて輸出を増やし、発展できるよう支援しているのだそうだ。途上国の開発は、貿易自由化のためにクリアすべき重要な課題であり、世界貿易機関WTO)でも、現在、途上国開発に焦点を当てた交渉が繰り広げられているのだと言う(http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/ovop/index.html)。
 政府の活動は、2005年12月に小泉前総理が提唱し、WTO香港閣僚会議で発表された「開発イニシアティブ」の一環として始まった。
  2006年2月にスタートしたキャンペーン期間を通じて、アジア、アフリカ、大洋州、中米などの途上国の民族性豊かな工芸品、織物、加工食品など、魅力ある商品が紹介され、その紹介の場となったのが、日本の空の玄関に、経済産業省ジェトロが共催で作った「一村一品マーケット」なのだそうだ。
 海外旅行が気軽になったとはいえ、アフリカはなかなか行けない場所。昔のフジテレビ系「なるほどザ・ワールド」や今も放映中のTBS「世界ふしぎ発見!」などで見るだけの世界が、グッズとして目の前に!というのはなかなかの経験だ。
 残念なのは、お値段。かなりお高めだ。復興の一環となれば致しかたないのかな。