カリスマ講師の「経済学・経済政策」

 最近、診断士の二次試験のこともさっぱり書かなくなった。
 「メンタルヘルス」や「人生」についてばかり書いている。
 診断士になるために、「メンタルヘルスや人生も大事」と思うところもあるのだが、「なんで502教室に参加しているのか、ちょっと疑問?」と思われては・・・。
 そこで、たまには、1次試験に役立つ情報を・・・。

 「微分積分・・・?」
 「高校生のとき、苦手だったな・・・。」
 そんな思いが先にくる。
 経済そのものは、身近なことが多くて面白い。
 竹中平蔵さんの『竹中教授のみんなの経済学』(幻冬社刊)も、読んでいて実際面白かった。
 ところが、あんなに優しく書いてある資格の学校T○Cのテキストも、数式ばかりで説明があると戸惑うことがたくさんある。「いきなり、結論?」みたいな・・・。
 そこで、昨年の今頃、自分なりにもう少し理解を深めようと買ったのが、資格試験における「経済学」のカリスマ講師茂木喜久雄さんの「らくらくマクロ経済学入門」と「らくらくミクロ経済学入門」の2冊。
 書店の書棚にたくさんある経済学入門書の中で、一番読みやすくて理解しやすかった。
unizouの最初の言葉「微分積分・・・?」のように感じる微分が苦手な人も、きっと理解しやすいと思う。
 それも、そのはず。茂木氏のプロフィールを本やHPで見ると、次のように書いてある。

 資格試験における「経済学」のカリスマ講師。これまで、大手予備校において公務員(国Ⅰ、国Ⅱ、地方上級、外交官、国税専門官、裁判所事務官)、不動産鑑定士中小企業診断士公認会計士を指導し、圧倒的な合格率の実績を誇り、総受講生は1万人を突破する。
 銀行や商工会議所での研修や講演、大学エクステンション講座も実施し、全国各地で経済・財務・会計の幅広い分野においてコンサルティング業務に携わる。
 アメリカ企業のマネージャー時代に、言葉が通じない外国人従業員に対しての教育、モティベーションの向上や能力開発によって高い評価を受け、価値観を共有できるユニバーサル・デザインの企画などを行い、それが今日の短期合格システムの根幹にある「読んでわかる」から「見てわかる」というコンセプトにもなっている。
 顧客第一主義、常に商品開発においては消費者が主役であるという精神をもとに受講生とは真剣勝負、親身になって取り組み、マニュアル教育やマスプロ教育ではなく、一人ひとりのデータベースをもとに顧客各人の要望にあった教育を、要望にあった思考で供給した蓄積がこの「らくらく経済学入門」シリーズの方針になっている。
 現在は、TriSmart.Co.,Ltd取締役社長。自身で茂木塾/茂木経済塾を主催し、毎年多くの受験生に指導をおこなっている。【ホームページ「茂木塾」よりhttp://www.mogijuku.com/

 「読んでわかるから見てわかる」は、確かにそのとおり。
 乗数理論のところを、資格の学校T○Cのテキストと比べてみると、一目瞭然。
 資格の学校T○Cのテキストは、計算式ばかり並んでいる。
 ところが、茂木先生の本は、「らくらくマクロ経済学」の第1章に入る前に、「無限等比級数のルール」が優しく説明してある。
 こんな説明を受けていたら、「高校生のときに十分理解できたのに?」と思うくらい優しい。
 そして、「乗数理論」の項目には、投資の拡大に合わせて所得が増える過程を、グラフに階段の刻みを入れて説明している。
 資格の学校T○Cのテキストが、「投資の変化」として、計算式が並んでいるのとは大違い。
 もし、「経済学・経済政策」で悩んでいるなら、書店で手にとって見てはいかがでしょうか・・・。