ブレイブ ストーリー
昨年公開された映画宮部みゆきさん原作の「ブレイブ ストーリー」を、レンタルDVDで見た。公開された当時から気になっていた映画だったが、結局行けずにいたものである。
ストーリーは・・・
どこにでもいる平凡な11歳の少年ワタル。
ごく普通の平凡で幸せな毎日を送っていたワタルの生活は、何の前触れもなく突然崩壊する――大好きだった父親が、家族を捨てて家を出ていってしまったのだ。あまりのショックに母親は倒れ、救急車で運ばれていってしまう。
「こんな運命、間違っている!」という思いがこみ上げるワタル。
以前、親友のカッちゃんとふたりで幽霊ビルの中の探検をしていたワタルは、階段の上に浮かぶ奇妙な扉を見つけ、その中へ入っていくミツルの姿を目にしていた。
「あの扉の向こうには何かあるの?」と問いかけるワタルに、ミツルは真顔でこう答えた
「扉の向こうに行けば、運命を変えられる、一つだけ願いが叶うんだ」
その言葉を信じ、ワタルは幽霊ビルへと向かったのだった。
http://www.bravestory.net/
そして、女神とのラストシーン。
ワタル:
運命には喜びや楽しいことと同じくらい悲しみや不幸があって、それを避けることはできないし、そのたびに女神様にお願いして運命を変えてもらうわけにはいかないんだって。
女神:
喜びがある限り悲しみがある。幸福がある限り不幸があると・・・
ワタル:
はい、僕は自分の運命を受け入れて、自分で未来を作っていこうと思います・・・
以前紹介したunizouの親友のK君の父親。お酒が好きで、数々の逸話を残していた。
元々お酒が好きだった人が、交通事故に遭って体調を崩してからますます量が増えてしまったという。
K君が取っ組み合いのけんかをしてまでやめさせようとしたが、自分の命を縮めるように飲み続けていたという。
結局、自分の運命を受け入れられなかったのだろう。
彼が16歳になってすぐの元旦に肝硬変で亡くなってしまった。
K君の父親に限らず、世の中には、自分の運命を受け入れられず、もがき苦しみ、そして、ますます落ち込んでいく人が結構いる。
どんな運命であっても受け入れて、そこから先に進むこと・・・。簡単なことでも、楽なことではない。
しかし、それが、大事なことなのだと思う。
そして、自分なりの未来が切り拓けていく・・・。