波乗りジョニー

 近頃、unizouに流行るもの、それは「波乗りジョニー」。
 と言っても桑田佳祐氏の曲ではない。
 その正体はというと…、豆腐。
 そう、豆腐の商品名なのだ。
 この豆腐、豆腐なのに四角くなく、「波乗りジョニー」らしくサーフボード型のパックに入っている。
 製造・販売しているのは、茨城県古河市に本社を置く三和豆友食品株式会社で、豆腐や油揚げなどの大豆加工食品を扱っている(http://www.sanwatouyu.co.jp/index.html)。
 ユニークなのはその商品名、充填豆腐の「波乗りジョニー」のほか、寄せ豆腐の[男前豆腐」、生揚げの「厚揚げ番長」などがあり、一体どんな味なのだろう?と思わずにはいられない名前ばかり。
 つい手にとってしまったのが、この商品との出会いだった。
 しかし、これが事のほかおいしいのだ。
 「波乗りジョニー」は、厳選された北海道産丸大豆と厳選にがり100%使用し、独自高濃度豆乳にがり製法で、大豆本来の持つ甘みと濃くがたっぷりに仕上がっていて、食べた感じは、まるでデザート「パンナコッタ」を食べているかのようだ。
 以来、週に1度は必ず食卓に「波乗りジョニー」がのぼっている。
 取扱っているスーパーは少ないかもしれないが、是非1度手にとっていただきたい一品だ。お値段は普通の充填豆腐に比べ、ちょっと高めの設定であるが、その価値は十二分にある。
 一つ気になるのは、商品名「波乗りジョニー」を巡る問題。
 2001年にリリースされた桑田佳祐氏の曲には著作権がある。一方、お豆腐については、最近商標登録を受けている(【出願番号】 商標出願2006−83856、【出願日】 平成18年9月8日、【先願権発生日】 平成18年9月8日 、【公開日】 平成18年10月5日)。
 両者のジャンルが違いすぎて、権利侵害に当たらないのか、それとも法的になんらかの対処をしたのかは、分からないが、ちょっとさぐってみたい気がする。