仲良しクラブ2
どんな組織と雖も、所詮人の集まりである。
その人というのも、それぞれ個性があり、能力が違い、そして、背負っているものが違う。
どんなに優秀な人間でも、「自分が、自分が」となれば、その弊害はいつか出てくる。
個人の能力だけでできる芸術家のような仕事ならいざ知らず、組織として何かを成し遂げるなら、それぞれの能力が相乗的な効果を生むようにしなければ、組織の意味がない。
それぞれの人の違いを認め尊重していくことで、その組織はそういった相乗効果を生んでいく素地ができるような気がする。
昨日書いたunizouの職場の若手社員の状況を一言でいうと、周りの人間を気にしすぎなのである。自分がやるべきことより何より、周りがどうしているかという視線で物事を見てばかりいると言ったところだろうか。
だから、自分の能力を最大限発揮できることもなく、かつ周りの人間の足を引っ張りあっているので、相乗効果どころではないのである。
昨日紹介した本、「部下に心に沁みるこんな話ができますか」【蒲田春樹著:河出書房新社刊】の一節を読んでみる。
「品格」とは人格のことである。これをよくするには、相手の立場になって考えること。相手の身になって考えれば、それだけ視野が広くなる。広い視野からは公平な判断や知恵が生まれる。
傍点を打っておきましたが、相手の身になって考えるのは、たんに思いやりの心に止まらず、それによって視野が広がるという視点がるのですね。
「知識」を磨くには謙虚さがベースである。本を読むことはもちろんのこと、忠告に耳を傾けるのも謙虚さが前提である。
「協力」一致するためには、共通の目的を持つこと。また自分の職務を尊重するように、ほかの職務を尊重することが大切です。
たしかに、共通の目的があってこそ、進んで協力ができるというものですね。
「誠実」は一生懸命に、心を尽くし、力を尽くすことである。小さなこともおろそかにせず、表裏なく、ムラがなく、そして継続することである。
こんな気持で仕事をしてもらえたらどうだろう。
きっと快適な毎日を送れると思う。楽しくて、毎朝会社に来るのが楽しくて仕方ないと言った風になるだろう。
現実社会は、そうならないというところだろうが、そこがunizouに与えられた使命なのだと思えて、最近はそのことを楽しみ、そのようなことを考えさせてくれるみんなに感謝といった感じである。