悩みがない?・・・「うんちえ、うんちえ」

 unizouは、人からよく「悩みがないようでいいね・・・」とか、「いつも楽しそうでいいね・・・。」と言われることが多い。
 だからと言って、悩みがまったくないというわけでは、もちろんない。
 仕事といえば、同じ会社にずっと勤めながら、いろんな仕事に関わってきた。
 ほかの人なら、「この仕事がいい」と強く思うようだが、unizouは、そこまで思い詰めたことがない。
 だから、仕事が変わって落ち込んだりすることも、会社に行くのが辛いといったことがなく、どんな仕事をしていても、いつも楽しい。
 実は、最近、社内全体で取り組んでいることがあるのだが、他の社員は、「暖簾に腕押し」といった仕事なので、嫌気が差しているのがありありと見える。
 自分の抱えている仕事以外の仕事なので、本気になれないといった感じだし、これが、まったく売れない商品を売るといった感じの仕事だからだ。
 ところが、unizouにとっては、結果を出すのが難しいこと、人との新しい出会いがあることが、モチベーションに繋がってくる。だから、やたら楽しい。そして、ちょっとした成果がでただけで、浮き浮きしてくる。
 みんなからは、「何で、そんなに一生懸命やっているの?」といわれながら、ただひたすらやってしまう。
 「あれがやりたい」、「こういう仕事がしたい」というのも必要だろうが、素直に与えられた仕事を楽しむのも、人生にとっては大事なことではないかといつも思っている。
 「与えてくれる仕事があるだけいいではないか!」と考えて・・・。
 それに、難しい仕事ほど工夫が必要だし、自分なりに工夫をすることも、楽しみの一つになっている。
 unizouの母は、unizouがおなかにいたとき、毎日「うんちえ、うんちえ」とおなかをさすりながら過ごして出産を迎えたという。
 知識のある人でなく、うんと智恵のある賢い人に生まれて欲しいという思いからだったそうである。
 だからといって知恵が付いたわけではないが、今では、そのことに感謝している。
 母からそのこと聞いたことで、自分なりに精一杯知恵を働かせることで、何とか曲がりなりにも、そして、どんな状況でも乗り越えてこられたからである。
 生きる知恵は、どんな状況でも必要である。
 自分の望まない仕事をするときの知恵、自分の苦手な人と接するときの知恵、心が苦しいときに乗り切るときの知恵など、自分が最良な状態にないときに、どうやって自分の身体を守るかという知恵が、今のような時代には求められているのかもしれない。
 試験まで、今日と明日を残すのみ・・・。
 できなかったことを後悔して過ごすより、自分の努力をほめて、今日、明日を賢く生きる知恵こそ大事だと思っている。