強い自信がみなぎる本

 残りあと1週間を切ったので、unizouも含めて、「やり遂げた・・・」という人も、「まだ、まだ・・・」という人のためにも、何か自信に繋がることを書こうと思う。
 ずいぶんと前になるが、何だか自分のやっていることに自信がなくなった時期があった。
 まさしく、unizouがよく使う「メッキ人生」のような気がして・・・。
 金のように見えても、ぼろぼろ回りのメッキが剥がれ落ちて、中のただの鉄が見えてくる。
 周りの人間の知識に比べて、自分の知識のなさが、毎日手に取るようにわかっていくといった感じである
 そんな時、書店で「強い自信がみなぎる本」【植西聰著:成美堂出版刊】を見つけて読んだ。
 その中にこう書いてある。

【不器用な人でも、何度も繰り返すうちに自信がついてくる。】
 「器用な人を見ていると、自分に自信がなくなってしまいます。私は不器用だから、人が一度で覚えられること、できることであっても、何度もやらなければ上手くいかないんです」という人がいます。
 しかし、そんなことで自分に自信を失う必要はないと思うのです。
 中国の古い思想書である『中庸』に、こんな言葉があります。
 「人一度にしてこれを能くすれば、己これを百度す。人十度にしてこれを能くすれば、己これを千度す。果たしてよくすれば愚も必ず明なり」
 現代語に訳せば、
「器用な人が一回でうまくできることならば、不器用な自分は百回しよう。器用な人が十回でうまくできることならば、不器用な私は千回しよう。そのくらい努力すれば、いくら不器用な自分であっても、うまくできないものはないはずだ」ということです。
(中略)
 「自分は不器用だ」と自信を失う必要はまったくないのです。努力さえ続けていれば、むしろ不器用な人間のほうが大きな成果を上げる可能性を秘めているのですから。

 そして、試験を受けることの意味について・・・。

【間違った目的意識を持っていないか】
 できることならば目的や夢は、自分だけ良ければいい、というエゴイスティックなものではなく、人の幸福に寄与するもの、人に幸福を与えるものを設定するのがいいのです。そのほうが間違いが起こりません。途中で目標を見失って、自信を喪失するということになりにくいでしょう。

 どうでしょうか?
 今までやったことを、やったなりに評価して(まだ、まだ足りないと思わずに)、あとはお互い運を天に任せるしかないという気がしませんか?
 暗い顔をして、「まだ、勉強が足りない!」とマイナスに捉えるより、「自分は、運がいい。」と念じていることが、幸運を引き寄せるコツだそうです。