第2新卒

 これまで何回となく最近の就職事情について触れてきたが、この言葉は初めて聞いた。
 皆様は知っているだろうか。
 答えは、新卒で就職した会社を1〜3年程度で退職し、次の就職を目指す若者たちのこと。読売新聞の9/12付月曜版「Y&Yしごと」に掲載されていた。
これまで「第2新卒」はマイナスのイメージが強かったが、最近では、社会人としての基本が身についていることや、採用が決まれば4月を待たずに入社できることなどが企業にとっても好都合で、積極採用する動きが広まっているのだという。
 この背景には、新卒の就職戦線が学生優位の「売り手市場」になり、新卒だけでは人材を確保しきれない企業が増えていることもある。
 また、新卒時、已然厳しい就職環境であったため、希望の職種や企業への就職を果たせなかった若者に、今流行りの「再挑戦」の場を与えているとも言える。
 確かに新卒時の就職活動は、面接なども流れ作業の感もあり、短時間であっという間に終ってしまう。
 働いた経験もなく自分に合う会社を探せるかというと正直なかなか難しいようだ。
 Unizouの会社も、unizouがここ数年新卒で配属されてくる後輩を見ていると、頭はいいのかもしれないが、一人勉強は得意でも、職場集団の中に属すことが明らかに不得手の者がいる。
 彼ら自身の将来のために本当にこのままうちの職場にとどまることがよいのかどうか、頭をかしげてしまうのだ。
 三菱電機エンジニアリングはHPで第2新卒を積極的に採用しているとアピールしている(http://www.mee.co.jp/recruit/announce/graduate.html)。
 人事担当者は、新卒にこだわるのではなく、目的意識をもっているかどうかが大切。違う業界に行っていた人でも2〜3年目ならやり直しがきく」と話していた。
 なお、三菱電機エンジニアリングでは、第2新卒の待遇は、新卒と変わらず、最終学歴で判断するそうだ。
 労働市場の「売り手市場」の傾向は、この第2新卒も追い風となりそうだ。