商店街の活性化
昨日のブログで、将来コンサルティングしてみたい業種を挙げたが、業種に関係ない商店街全体の活性化もコンサルティングしたいことの一つである。
しかし、具体的に取り組んでいくとしたら、1年2年なんてスパンでなく、数十年かかるようなことが普通かも知れないと思う。
以前にブログでも書いたが、日本人が持つ土地に対する執着心は、他国の比ではないように思う。
具体的には、駅前の開発が進まないのも、最近ではずいぶんよくなったものの住宅はウサギ小屋といわれていることも、そしてあえて言えば単身赴任が多いこともその現れであるような気がする。
そして、農地でさえ耕作する人がいなくなってもまだ手放せないでいる現状も、同じように日本人の土地に対する執着心の現れであると思う。
商店街の活性化を図ろうとすれば、必然的に土地区画にまで手をつけなければならず、今述べたように土地に対する執着心が強い国民を相手にすることになり、百年かかっても終わらないというのが実際のところであると思う。
一方で、「日本の進む方向に光が差していると言える?」のが、皮肉にも少子高齢化で人口減社会となり、相続する人がいない土地がたくさん出て、国庫に帰属する財産がでてくるということかもしれない。
しかし、そんなことを言っていられないので、何とか活性化の道を探すことにする。
unizouが考えるところは、簡単なことである。
まず、個店の次のような状況を改める。
「狭いですが、品揃えが豊富です。」。
↓
「が、陳列は至る所に積み上げです。」
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「そして、売れ残り在庫は、誇りをかぶっています。」
↓
「誇りをかぶった商品がお客を遠ざけ、店はますます閑散としてきます。」
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「店は、お客待ちの状態で、店主は中でいつもテレビを見ています。」
といった、良く目にする光景にはしないことである。
日本人は、世界一清潔を好む民族であり、今言った光景を目にするだけで、店に入ろうとする気がしない。
これは、飲食店であろうと、洋品店であろうと同じこと。
しかし、実際は商店街を活性化しようと声高に叫んでいる商店主の店が、こんな状況であるのは日常茶飯事である。
その上、店の商品が売れないのは、景気のせい、郊外にできた大型店のせいにする。
そして、まちづくり三法の見直し論議に繋がった。
こんなことでは、実際のところ、根本的な解決には至らないと思う。
個店の意識改革が、まず、第一なのである。
そして個店の繋がりというシナジー効果でさらに活性化するというのが、商店街の理想なのだと思う。
今、街中を歩いていて、低層の店と高層のビルが混在するのをみるだけで、意識統一の困難さを物語っている難事業であることに違いない。