特許電子図書館vol.3

 久しぶりに特許番号を発見した。
 それはunizouの好物、ロッテのグリーンガムだ。以前から仕事中気分転換するために愛用していたのだが、診断士受験が始まってからは眠気ざましに専ら活躍中だ。
 ガムを噛んでいる姿をあまり気付かれたくないときは粒ガムを、周りを気にせず噛めるときは板ガムを選択し、鞄や机にしのばせている。
 毎週土曜日、資格の学校での授業中でも、どうしても抑えられない睡魔におそわれることがあり、その際も先生に気付かれないよう失礼してガムを噛んでいた。
 そのグリーンガムにキシリトールが配合された「グリーンガムBOX」が新登場した。何でも、グリーンガムのシュガーレスタイプだという(http://www.lotte.co.jp/products/catalogue/gum/02.html)。
 お味はというと、確かにいつも通りの爽やかなグリーンガムなのだが、板ガムが細いせいか噛みごたえに欠け、1度に板ガム2枚を噛まないと満足できず、みるみるうちに8枚が終ってしまった。
 そして、その「グリーンガムBOX」の箱の裏面に特許番号が記されていた。
 「特許1952684」、グリーンガムをキシリトール入りにする技術なのかなぁと思いつつ、久しぶりに特許電子図書館へ入館する。
 なんと、グリーンガムの発明の名称は、「口臭除去チユ−インガム」。なんとも色気のない名称なんだ!出願は比較的古く、昭和61年(1986)8月1日、つまり今回の新商品についてではなく、以前からあるグリーンガムの特許のようだ。
 せっかくの機会だから第好きなグリーンガムについて学ぶことにする。
 特許請求の範囲に掲げられた難しい事項は代表選手をひとつだけ紹介する。
 「有効成分としてツバキ科植物葉中抽出物と発酵処理されたツバキ科植物葉中抽出物との両者をチューインガム組成物重量に対し合計で少なくとも0.005重量%の量で含有し、さらに非酸性カルシウム化合物を含有することを特徴とする広範囲の種類の口臭に対し口臭除去作用を示すチューインガム。」
 グリーンガムの爽やかな葉緑素は、ツバキ科の植物であったとはunizouも初耳である。
 これからまだ当分の間、グリーンガムにはお世話になる予定だ。それにしても、良い商品名をつけてもらってよかった。「『口臭除去チユ−インガム』を愛用しています。」とは、さすがのunizouもなかなか言いだせまい。