掃除の会

 最近、unizouが驚いた団体がこの「掃除の会」。テレビがその活動の様子を伝えていたところに出くわし、そのまま見入ってしまった。
 何をしている団体かというと、トイレ掃除、各地の学校や公衆トイレを徹底的にキレイにすることなのだ。掃除の仕方も驚くなかれ、裸足に素手で。 
 なぜトイレ掃除か?この問いには公式HPに答えが掲載されていた(http://www.souji.jp/)。
 1.謙虚な人になれる…どんなに才能があっても、傲慢な人は人を幸せにすることはできない。人間の第一条件は、まず謙虚であること。謙虚になるための確実で一番の近道が、トイレ掃除です。
 2.気づく人になれる…世の中で成果をあげる人とそうでない人の差は、無駄があるか、ないか。無駄をなくすためには、気づく人になることが大切。気づく人になることによって、無駄がなくなる。その「気づき」をもっとも引き出してくれるのがトイレ掃除です。
 3.感動の心を育む…感動こそ人生。できれば人を感動させるような生き方をしたい。そのためには自分自身が感動しやすい人間になることが第一。人が人に感動するのは、その人が手と足と体を使い、さらに身を低くして一所懸命取り組んでいる姿に感動する。特に、人のいやがるトイレ掃除は最良の実践です。
 4.感謝の心が芽生える…人は幸せだから感謝するのではない。感謝するから幸せになれる。その点、トイレ掃除をしていると小さなことにも感謝できる感受性豊かな人間になれます。
 5.心を磨く…心を取り出して磨くわけにいかないので、目の前に見えるものを磨く。特に、人のいやがるトイレをきれいにすると、心も美しくなる。人は、いつも見ているものに心も似てきます。
 番組中で、ある23歳の販売員の女性が、会社の上司の薦めで初参加している様子が放送されていた。裸足に、素手という掃除スタイルに絶句し完全に引いていた彼女、しかしチャレンジすること2時間、さわやかな笑顔と共に「何かもやもやしているものが消え、何かが自分の中で変わった。」と宣言していた。そして、2週間後彼女は2回目の会に参加していた。
 また、横浜の中田市長が参加している姿もあった。
 確かに家のトイレ掃除をすると、すっきりする。
 中学生のとき、いたずらの罰として1ヶ月トイレ掃除の当番になったことがある。来る日も来る日もトイレの床に頬をスリスリできるくらい、綺麗に磨いた。綺麗になればなるほど、気持ちがすっきりしたことを思い出した。
 かなり、驚きの映像だったが、昔の罰掃除をふと思いだし、とても懐かしく感じた。