社内LANの積極的活用!?

 今年の全社あげての強化事項の一つにLANの活用がある。
 毎朝、パソコンを立ち上げる。社内LANの掲示板は、各部・各課からの連絡事項で溢れている。中には、こんなことまで全社に知らせなくてはならないの?って内容も含まれていて、とりあえず、LANへさえ掲載してしまえば、情報発信は済ませた感が強い。最近は情報過多な感もある。
 それでも、我が部署に届いた指令は、「社内LANの一層の活用を!」だ。unizouは一人反論した。もう十分情報発信している。要は使うほうの意識改革をしない限り、利用しない社員は利用しないままだと。既に情報過多になり、真に伝達しなければならない事項も、とりあえず知らせておけばいい事項も混在している社内LANにさらに何をしようといいのか。情報発信しさえすれば、命題をクリアできるという発想の上司、利用するメリットを感じないのか、社員に普及しない使用状況。
 unizouはこの命題の解決は、まず使用する側の利用状況を徹底調査すべきだと思う。なぜ利用しないのか。以前、ある支店に行った時、パソコンすら立ち上げていない社員もいた。メールを送っても1週間立っても開かれず、電話をして、メールに添付した資料を読むよう知らせたこともある。ここに一番の問題があると思う。
 結局、我が部署では、新たに所掌事務に関するテーマを一つ取り上げ、定期的に「●●課情報」として発信することになった。
 笑ってしまったのは、このあとの出来事。
 我が部署にも在籍したことがあり、今はある支店の支店長から電話があった。「××について調べて欲しい。分かったら資料を送ってくれ。」
 この電話を受けた我が上司、早速unizouに調査するよう指示が出た。
 unizouは、速攻答えた。
 unizou:「社内LANに設置されている図書館で簡単に調べられます。」
 現上司:「でも、支店長の手をわずらせるわけにもいかないしなぁ…。」
 unizou:「(部下の手ならいくら煩わせてもいいのかと思いつつ)、この機会に支店長に図書館について教えて差し上げたらいかがですか?便利ですし、こちらも質問が減ると助かります。」
 現上司:「分かった。でもその前に私に操作を教えてくれる?そしたら支店長にお教えする。」
 unizouは唖然としてしまった。冒頭に書いた命題の指揮をとり、積極的に推進していかなければならない人たちの現状がこれなのだ。
 命題達成までの遠い道のりを感じながら。unizouなりに普及方法を考えている。