合格発表後の資格の学校と初志貫徹

 昨日、資格の学校で事例直前演習を受講した。
 資格の学校も、あと2週で終わる。
 昨日は、先週、先々週より、人数が増えて30人位になっていた。
 でも、1次試験の合格発表前の顔ぶれとはすっかり変わって、見知らぬ人が多かった。
 ずっーと欠かさずに毎週通ったせいで見知った顔も、昨年の8月の受講当初から残っていたのは、5〜6人程度だった。
 どこか別のクラスで受講しているのだろうか?
 それとも、さまざまな事情で初志を貫徹することができなかったのだろうか?
 unizouが気になったのは、合格発表前まで熱心に通っていらっしゃった背の高い、年は50過ぎ(たぶん?)の男性(名前を知らないのでAさんとする)が昨日はいなかったことだ。
 開講当初は、他にも50歳を過ぎたと思われる方がたくさんいたし、女性もいたが、すっかり顔ぶれが変わって、それでも残っていた数少ない方だった。
 unizouの会社で言えば、50歳過ぎといえば管理職になり、ろくに勉強などしなくても、“昔の何とか”で勝負をしている人が多い。
 また、9月7日のブログhttp://d.hatena.ne.jp/unizou1972/20060907「管理者の仕事」で紹介したわが社のTさん、ただ漫然と過ごしている中で管理職を希望している人という人が世の中にはまだいることも事実。http://d.hatena.ne.jp/unizou1972/20060907
 そんな姿ばかり見ているせいで、Aさんと会話をしたこともなく受験をする詳しい理由は知らないが、unizouにはなんだか新鮮に映って尊敬の念を抱いていた。
 そして、Aさんのような方には最後まで通って欲しいと思っていた。
 昨日の資格の学校の事例直前演習の問題文に、仕事に対する価値観やキャリア志向の多様化についての記述があった。

 従来のように、卒業後に入社した会社の中で、ゼネラリストとして様々な職務経験を積み、やがては上級管理職に収まることを目指すのではなく、あくまで仕事そのものを自己目的とし、自らの選択した業務についてどの組織でも通用するような高度な専門能力をいち早く吸収しようとする者たちが増加している。

 unizouも診断士の資格をとるための勉強をして、9月1日のブログ「仕事」http://d.hatena.ne.jp/unizou1972/20060901で紹介した中谷彰宏氏の本「入社3年目までに勝負がつく77の法則」【PHP文庫】の話のとおりで、

 何のために働く(勉強する)のかというと、それは自分を磨くためです。自分を向上させるために働く(勉強する)。仕事をする(勉強する)ために自分を磨くのではないのです。()内はunizouが変えました。

 ということだと思うことが多く、そして、診断士の資格を取得する勉強も診断士として働くことも、これほど自分を向上させてくれる幅広い知識と人間性が求められるものはないと思うようになっている。
 だから、Aさんのような方には、是非初志を貫徹していただきたいと思っている。
 将来、Aさんが診断士として活躍されていて、偶然にどこかでお会いして、「どこかでお見かけしたことがありますね。よろしくお願いします。」と挨拶したいと思っているが・・・。
 unizouも、今年叶うかどうかは別として、何年かかろうとも初志を貫徹しようと心に決めている。