公開模試、税理士と中小企業診断士

 昨日は、いつも通っている資格の学校で公開模試を受験。
 1次試験の公開模試の混雑具合に比べると、人数は多いもののゆったりしているので、落ち着いた感じで受験できた。
 1次試験の公開模試の時は、空いている席を探すのにも大変だった。
 事例1から2までは、「何とか」という感じだったが、事例3の第1問設問2の生産管理についてと第2問の原価計算についての問題は、設問の解釈が難しく、問題文のどこに書いてあることを使って答えていくのが理解不能だった。
 財務(ファイナンス)は、かなりへこんだ。問題文が2〜3ページに渡るのには慣れたが、8ページになると、「どことどこが関連してくるの?」という感じ。財務(ファイナンス)は、初心に帰ってじっくり取り組もう!
 といったものの、試験後に配られた模範解答集を見たら、財務(ファイナンス)だけでなく、事例1〜4まですべて「じっくり取り組もう」という感じ・・・。
 今年は、2次試験の時期が昨年に比べ若干遅れたので、まだ時間はある。
 1次試験の公開模試の後は、難しい公開模試の復習をするだけで、アップアップだった。
 やるしかない・・・。
 さて、話は変わって、題名にした「税理士と中小企業診断士」のこと。
 先日、取引先のA氏と会って話す機会があった。
 話の内容は、税理士に関するものだった。話の内容は、次のとおり。

 「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」「会計業務」「租税に関する訴訟の補佐人」という税理士業務のうち、「企業会計ソフト」がたくさん販売されている現在では企業がそういったソフトを購入して経理担当者が勘定科目を間違わないで入力すれば税務申告の書類は完成してしまうので、税理士の業務は「税務相談」の比重がきっと大きい。
 でも、実際は、「税務相談」なんてそんなにあるものでもないし、調査の立会いでもなければ、税理士の存在意義は何か?そして、調査の立会いも調査の件数が減っている傾向にあるので少なくなっている。

 折りしも、先日、栃木県の地方紙下野新聞に、「税理士が『KTA増販情報センター』開設」という記事があった。
 内容は、『日本マーケティング・マネジメント研究機構』(JMMO/略称ジェイモー)に入っている宇都宮市の税理士児玉権子氏が、地域企業の活性化と売り上げ増に貢献するための「増収増益、増販増客」マーケティングアドバイザー機能として、KTA増販情報センターを開設したというもの。http://www.k-zeikei.or.jp/
 JMMOは、「会計人の皆様がマーケティング能力を持つと強力!」と謳っている。http://www.jmmo.com/index.html
 「顧問先の関心事は今・・・節税ではなく。増収・増益、増販増客!」と。

 「中小企業、商店街の活性化が日本を救う・・・」と税理士・公認会計士が立ち上がりました!マーケティングノウハウを身に着けた会計人たちが、顧問先様の売上増事例をぞくぞく出している。増販増客実戦機構!

 税理士は、不況と規制緩和による競合激化は、ことのほか大波であり、顧問料等が大きく下落し、年1回の決算時だけのお付き合いになってしまう業界動向だという。また、価格破壊の動向も電子申告時代になるとさらに大きくなるという。
 何だ!?中小企業診断士がやっていることではないか!
 税理士の存在意義をもって、中小企業診断士の存在意義に箔がついたような感じ・・・。
 きっと、企業の経営者は、企業に対するコンサルティングを望んでいるのだろう。
 その意を強くした感じ。
 それにしても、コンサルティングには財務(ファイナンス)の知識は重要なので、もっとしっかりやらなきゃ・・・?