個人情報保護法Q&A

 よもや恐ろしい指令が会社で出された。
 個人情報保護法が平成17年4月に施行されて、1年半を経過したことを契機に、社内であるプロジェクトが社長指令で実施されると言うのだ。
 それは、全社に対して、個人情報保護法対策が徹底しているかどうか、監査するというもの。
 我が社でも、個人情報保護法の施行前後の時期にかけて、対策マニュアルが作成され、社員全員に配付された。以降、どの部門にも、対策責任者が設置されている。
 施行以降、実務が動き始めるとマニュアル外のことが多々おこった。これを機に、マニュアルの見直しをかけるという狙いもあるようだ。
 しかし、実地監査前に実施すると言う質問点検票を見て驚いた。
 対策責任者に対する質問が133問に上るのだ。
 そして、unizouは立場上、なんと対策責任者。
 提出期限を目前に控え、昨日は1日、個人情報対策Q&Aに忙殺された。
 厚さ5センチに上る対策マニュアルをめくっては戻り、めくっては戻って格闘すること数時間、ようやく完成した質問点検票。
 でも、いいこともある。きちんと整備されているところは、回答もスラスラ。しかし、マニュアル通りに必ずしもできていないところは、回答しようがなく、また回答すべき事柄すら思いつかないのだ。
 個人情報保護法施行後、法律を曲解し過剰反応している企業・団体が多いと聞く。
 全社でこの見直しをやったら、unziouの会社もプラーバシーマーク(財団法人日本情報処理開発協会http://privacymark.jp/)を取得する日もそう遠くはないかもしれない。