さるすべり(百日紅)

 昨日は、資格の学校で午前・午後と2次の演習問題を体験。
 講師が言うように、真剣に80分考え抜くと頭が朦朧(何だか眠くなる)とし、最後には、鉛筆を持つ手も震えて力が入らなくなる感じ。
 これを、試験当日は、1日4事例やるのだから、ぞっとする。知力じゃなくて体力勝負?という感じかな・・・?
 本当は、解答も一気呵成に書き込んで字数制限ぴったりにしたいのだけれど、さすがに、消しゴムで何回か消す羽目になり、余計に手の力が必要になる。解答する前に下書きするとか、なんか対策を考えないと。
 それにしても、問題文が長いのには閉口する。もう少し物語性がある読み応えがあるものなら興味も湧くが(不謹慎かな?)、残念ながら無機質な文章が続いて一向に頭に入ってこない。(実際のコンサルティングは、もっとどろどろした感じかな?)
 でも、時間を計って、問題を解いたのは今回が初めてだったが、いい緊張感だった。
 帰りの電車で、資格の学校が出している「○○○NEWS」を読む。
 「監査法人に聞く」という特集が掲載されていて、中央青山監査法人の工藤雄一リクルート委員長へのインタビューがあった。その中で、次のような言葉が非常に気に入った。

受験生の皆さんは今、公認会計士の資格を取ることに一生懸命努力をされていると思います。しかし、単に公認会計士という資格を取るために膨大な時間を使っているわけではないでしょう。むしろ、公認会計士になったあと、監査法人というフィールドを使ってどれだけ自らが成長していき、プロフェショナルとして生きていくのかが非常に大事です。その意味で、公認会計士の資格を取るということは決してゴールではありません。

 駅から電車を降りて帰る道すがら、さるすべり百日紅)を目にした。この夏も、本当に暑くなった1週間ほど前から咲き出したようだ。
 以前にも書いたが、百日紅は、unizouにとっては、「夏の気になる木」にどうも4〜5年前からなったようだ。
 受験生にとっては良くない名前だし、ひらがなで「さるすべり」と書くと何だか「花のイメージ」とまったく違うので、興味もない方が多いだろう。
 しかし、実際は、綺麗なピンクと白の花をこの炎天下に何日も咲かせている。本当に漢字表記の「百日紅」というとおりである。
 この炎天下で、何日も綺麗な花を咲かせ続けていることに、何だか心打たれるものがあると感じている。そして、名前のイメージと実際の花が、ひどく相違しているのに何だか魅せられているという感じだろうか?
 花言葉を調べてみると、「雄弁」「愛敬」「活動」「世話好き」だそうである。
 違うホームページには、「不用意」というのもあった。
 「サルも木から落ちる」ということわざからだろうか?診断士の受験勉強で、その域に達していないunizouには縁のない花言葉
 「『愛敬』良く試験を楽しむくらいの花言葉が丁度いいかもしれない・・・。」と感じる。
 この夏もひたすら汗をかきながら自転車を走らせる途中で、炎天下に咲く百日紅を見て自分を叱咤激励しようと思う。